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2018.03.13

編集部

『サンガジャパン Vol.28「医療と仏教」』読者のみなさまへ イベントのお知らせ

最近の『サンガジャパン 』

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2010年からスタートした弊社の仏教総合誌『サンガジャパン』も、気づけば28号です。

編集部2~3名に、外部の協力者のお力ぞえ、読者のおかげで、続けてくることができました。

(もうすぐ30号)ありがとうございます。

以前は在庫になることも度々あったのですが、最近は作った分がしっかり売れています。

何事も経験し訓練することが大事だなと感じます。

 

24号テーマ「チベット仏教」→完売。リニューアル版準備中。

25号テーマ「原始仏典―その伝承と実践の現在―」在庫あり。

26号テーマ「無我―『私』とはなにか」→ほぼ完売。「無常」「無我」「苦」を合わせた「三相」特集の別冊を企画中。

27号テーマ「禅-世界を魅了する修行の系譜-」→在庫僅少。

28号テーマ「医療と仏教-仏教が補完する医療の未来 -」→在庫僅少。

29号テーマ「苦(ドゥッカ)」現在編集中→4月下旬発売。

 

『サンガジャパン Vol.28「医療と仏教」』

編集部の努力が売上として反映されることもあれば、希望通りいかないこともあります。

できることをする。まずそのことを心掛けたいと思います。

振り返ると

「執筆者の文章」×「テーマ」×「読者ニーズ」

がかみあうと、良い結果を生むのかなと感じています。

現在(2018年3月時点の)最新刊28号「医療と仏教」特集も在庫僅少となり、順調に売り切ることができそうです。

名越康文先生、熊野宏昭先生、川野泰周先生、バリー・カーズィン先生ら、

仏教に精通する現役医師の方々に登場いただき、

他に類のない「仏教×医療」の特集を組むことができたのではないかと思います。

編集長・佐藤の編集後記にこうあります。

「ずっと健康でいたい」と望む現代人に対し、「人は病み老い死ぬものである」という仏教の価値観は、「健康」の概念をとらえ直しをせまるものではないだろうか。

 

現代人にとってはなかなか受け入れない考えかもしれませんが、二十一世紀に入り、このような仏教的考えに共感する方も少しずつ増えている気がします。読者や今回登場いただいた執筆陣の方々がまさにそうでしょう。

サンガジャパンは、読者に気づきを少しでも与えることをめざして、今後も製作してきます。

 

Dr.バリー・カーズィン×田口ランディ          講演会3月20日開催

『サンガジャパン Vol.28「医療と仏教」』に登場いただいた医師の一人、

Dr.バリー・カーズィン氏の講演会を3月20日開催いたします。

 

紹介をすると、バリー・カーズィン先生は、ダライラマ法王の担当医であり、チベット僧です。

 

28号では、バリー先生のインタビュー記事を掲載しました。

私と社長も同席したのですが

「患者の家族としての在り方」についてのお話が、特に印象に残っています。

コップの水についてたずねるバリー先生。 (撮影:鈴木正尚)

 

「このコップの水は、半分空っぽですか? それとも半分は満たされていますか?

どう考えるかで見え方は変わってきます。例えば、毎日通わなければならない仕事があって、家族を十分に看られない自分ばかりに目がいってしまうことがあります。しかし、勤務し、扶養家族を持ち、病人をできる限り看ていると、精いっぱいの自分も認めてあげることもできます。
今の状況の中で、自分ができる範囲で一生懸命やっていると考える、つまり、グラスの満たされた部分に目が行くという態度を取れば、自分のケアができているということになるのではないでしょうか。
日本人は特にそうかもしれませんが、世界中の人々が期待値を上げすぎていて、完璧主義です。火星人ならできるかもしれませんが、人間はそうはいきませんよね。
地球に生まれて、人間である限り、誰でも限界があり、間違いもおかします。
まずは、自分を痛めつけないことです。期待を持っていること自体は良いことですが、みなが幸せになるためには、少しだけ期待値を下げることが必要ではないでしょうか。
もし病気の人が、怒ったり、パニックになっていたりしたら、それを世話をしている自分のせいだと思わないことです。そして、なぜ病気の家族が怒ったり、パニックになっていたりするのかを理解する必要があるでしょう。簡単な状況ではありませんが、家族も、病気の人の感情に巻き込まれて、怒りやパニックで対応すると、状況はより悪くなってしまいます。大事なのは極力穏やかでいることなのです。どうしようもないときは、新鮮な空気を吸ったり、おいしいご飯を食べたりしてリフレッシュしてから戻ってくること。
誰か家族が病気になったら、完璧な状況になるのを待つ必要はない。それで、いいのです。自分のせいだとか、自分の責任だと背負いこむ必要はありません。自分のできる限りのことをしているのだという、心地いい状況にとどまってください。どんな状況であろうと、愛と慈悲に戻ってくることを忘れずに」(『サンガジャパンvol.28「医療と仏教」』より一部抜粋 執筆:佐々涼子)

 

サンガは起点として上座仏教があるため、チベット仏教は少し遠い存在のようなイメージがありましたが、バリー先生に実際にお会いしてみると、その人柄と機知に富んだ話に魅了されてしまいました。

バリー先生のお話は

「日常のどんな場面でもあてはまることで、自らの見方次第で状況は大きく変わる。その通りだな。気をつけよう」

と思いました。

取材の後の帰り道、社長も

「これはすごい人格者だな」

と話していました。

幾人もの聡明な仏教者を知る社長も、バリー先生には大きな刺激を受けているようでした。

実際にチベット仏教における慈悲の瞑想「トンレン瞑想」を医療の現場で用いているバリー先生のお話を聴講できる貴重な講演です。

バリー先生と旧知の仲の田口ランディ先生(作家)が「慈悲」をテーマに

対談します。

お申し込みはコチラ

第41回サンガくらぶ 「慈悲を生きるとは?」

 

(『サンガジャパン』定期購読者は、参加費3,000円→1,800円とお得になっています)

(五十嵐)