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2020.01.24

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カンボジアの旅その2――サンガのツアーはただの観光では終わらない!『ブッダの聖地2』鋭意制作中2

 鋭意制作中の『ブッダの聖地2』のブログを続けます。うちのマーケティング部からの要請で当分続けますのでよろしく。今回もカンボジアの話です。

 2014年の2月に実施したツアーは、観光ツアーというよりスタディーツアーと言ったほうがいいようなものになりました。参加された方はご存じと思いますが、成田空港でどっさりと資料の束を「ドサッ」とお渡ししました。おかげで空路や陸路の移動の間に資料を読み込むという羽目になりました。カンボジアのマハー・ゴサナンダ長老の紹介記事や、カンボジア、ラオス、タイの仏教の基本情報をまとめたものを、資料としてお配りしました。

 しかも回る先々がカンボジアのポル・ポト政権の残虐を記録したトゥールスレーンをはじめ結構ヘヴィーな場所……。ご参加いただいた皆様、体験を共にしていただき、本当にどうもありがとうございました。時間がたってしまいましたが、改めてお礼申し上げます。

カンボジア復興の真の立役者、マハー・ゴサナンダ長老

 

配布した資料ではないが、ゴサナンダ長老の貴重な記録。『Maha Ghosananda: The Buddha of Battlefield』左はゴサナンダ長老の伝記で、生い立ちから、荒廃したカンボジアの地にダンマを広げる活動をされた長老の軌跡を記録したもの(未邦訳)。

『Step by Step: Meditation on Wisdom and Compassion』(右)はゴサナンダ長老の教えをまとめた著作で、英語で刊行されたもの。スマナサーラ長老が絶賛するゴサナンダ長老の教えに触れることができる。序文を書いているディス・プラン氏はクメール・ルージュによるジェノサイドの生き残りで、映画『キリング・フィールド』の題材となったカンボジアの報道写真家。

『Step by Step: Meditation on Wisdom and Compassion』は日本版『微笑みの祈り:慈悲と知慧の瞑想』が刊行されているが、現在は品切れ。ディス・プラン氏の序文はないが、長老を知る人たちの証言や当時のカンボジアと日本の関りなどが編集されている。

 

 テーラワーダ仏教が深く息づくインドシナ半島ですが、それは今も生々しく残るとてもつらい記憶とともにあります。カンボジアはまさにそれを象徴する地です。ポル・ポトの時代、1975年から79年の間、自国の指導者によって徹底的に国が壊され、人々の心が破壊されました。この間に亡くなった人は、150万とも、300万以上ともいわれています。多くは餓死者だったといいますが、虐殺、密告による処刑などもありました。そして仏教は徹底的に破壊されました。お寺は破壊され、僧侶は強制的に還俗させられました。ポル・ポト政権が倒れた後も内戦が続き、ようやく内戦が治まったのは1993年です。

 私たちが訪れたのは内戦が終結してから20年余り過ぎたところでしたが、家族になかで内戦で亡くなった人がいない人はいない。そういう形でまだその傷跡は人々の中に残っています。しかし、カンボジアは見事に立ち直った。そのもっとも重要な要因に、私たちは仏教の力を感じました。それは西洋の文脈、あるいは政治的な文脈では語られないことですが、間違いなく仏教が、カンボジアを救ったと確信しました。

 そのキーパーソンがマハー・ゴサナンダ長老なのですが、それは今回再録しますがサンガジャパンVol.18にゴサナンダ長老の果たしたことを紹介していますので是非お読みください。

『サンガジャパンVol.18 特集:インドシナの仏教 カンボジア、ラオス、タイを巡って』このツアーの記録の一部をVol.18で紹介した。

 

カンボジアを代表する世界遺産アンコールワット

 それはさておき、そのようなツアーでしたので、その行程も独特のものになりました。普通の観光と言えるのはツアー最初のアンコールワットと後半のアユタヤくらいなもの。そのほかの場所は、人と会い、話を聞き、瞑想をし、祈りをささげる。そういう旅になりました。

世界遺産のアンコール遺跡群。アンコールワット

 

アンコール遺跡群のアンコールトム

 

 アンコールワットの観光を終えて、マハー・ゴサナンダ長老にゆかりの長老に会うため、プノンペンに向かいました。およそ300km、6~7時間のバスの旅です。アンコール王朝から現代カンボジア仏教へとタイムスリップです。

 

現代カンボジアの日常の仏教を訪ねる

 このバスの間は途中どこにも寄らず、プノンペンのホテルに直行する予定でした。ところが、突然、スマナサーラ長老が街道途中のお寺に立ち寄りたいとリクエストされました。プノンペンに到着した後にも予定が組まれていて、スケジュールに余裕があるわけではありません。「立ち寄るとプノンペンへの到着が夜中になってしまいます」とガイドさんは言いましたが、長老のたっての希望で、急遽予定が変更されて、コンポントム(Kampong Thom)という町にある、ワットコンポントム(Wat Kampong Thom)を訪ねることになりました。

シェムリアップからプノンペンへの道中、突然立ち寄ったワット・コンポントム

 

後で調べたところでは、コンポントム州の郊外には「プノン・サントック(Phnom Suntuk)」という、サルの多いことで有名な風情のある山の中のお寺があるようなのですが、私たちが訪れたのは町の中心部にある地元の人のためのお寺といったところです。

それでもお寺の境内は広く、菩提樹が育ち、壮麗な壁画が描かれた建物や、僧房があり、参道には多数の仏像が並びます。お寺にいた在家のご老人に伺うと一〇九体の像があるとのことでした。どれも一木で彫られているそうです。私たちは、スマナサーラ長老の案内で私たちはお寺の中へと入っていきます。

住職は不在だったが、留守番の若い僧侶が私たちの急な訪問を迎えてくれた。

 

 お寺で私たちの急な来訪を迎えてくれたのは32歳の若い僧侶でした。

 さてそのやり取り、スマナサーラ長老の訪問の真意は、ぜひ本書をお読みいただければと思います。

寺で時間を共にしたカンボジアの少年

撮影:相田晴美

(編集・川島)

 

 

【サンガからの大事なお知らせ】

2014年2月20日(木)~3月3日(月)の12日間の旅を凝縮した『ブッダの聖地2』ただいま鋭意制作中です。乞うご期待!

今後も不定期で、ブログも更新していきます。

連載第1回「カンボジアの旅――『ブッダの聖地2』鋭意制作中その1」は【コチラ】

 

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※2014サンガインドシナツアー参加いただいたお客様には、1部贈呈いたします。お楽しみに。