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2019.06.04

編集部

サンガ添乗員日記3——ツアー帰国後の日本にて

イガラシ、モロッコ大使館へゆく

 

5月23日(木)の朝、
通勤電車に乗っていると、LINEメッセージが届いた。

2019年2月、スマナサーラ長老の
「ブッダの聖地」をめぐるインドツアーで知り合いになった
ブッダガヤにあるスジャータホテルのオーナー・
ラフルさんからだ。

ラフルさんは生粋のインド人だが、
日本とビジネスをしていることもあり、
日本語はペラペラだ。

「モロッコ大使館に用があって、
今から東京行くんだけど会えますか?」
とのこと。

私は
「社長の島影も紹介したいので、
モロッコ大使館に行かれた後、
サンガの東京オフィスで会いましょう」
と東京オフィスの位置情報を送った。

彼はホテルの経営をしているとともに
仏像ショップの店主でもある。

インドが猛暑の季節である4月から10月は、
ブッダガヤの巡礼客も閑散期なので、
京都でインド料理屋を営んでいるという。

ラフルさんは、
インドと日本を行き来するマルチな経営者だ。
日本とのかかわりも15年以上ある。

日本語も達者なので、
東京の地理も詳しいのだろうと思っていたのだが、
実は、東京についてはほとんどわからないそうだ。

LINEで位置情報を送ったものの、
サンガ東京オフィスまで案内してほしいという。

しばらくやりとりを続けると、
どうやら大使館に行くのも難しいようだ。

それじゃあ、ということで、
私は東京駅でラフルさんと合流することにした。

ひさしぶりに会うラフルさんの気さくな表情。

私はラフルさんと一緒に、
モロッコ大使館へ向かった。

モロッコへ行く機会はそうそうない。
でも、日本にあるモロッコ大使館に
行く機会さえも滅多にないだろうと
地図アプリを駆使して進む。

表参道のかなり入り組んだ奥の方に
大使館をやっと見つけた。

ラフルさんがモロッコ大使館を訪れた理由は、
なじみの日本のお客さんのモロッコ旅行に
通訳を兼ねて参加するため、
ビザが必要になったかららしい。

「1人だったら無理だった。
イガラシさんがいてくれて助かったよ」

そう言われ、なんだか嬉しくなった。

日本でも、インドツアーのように
添乗員のようなことをしている。

 
 

スリランカからのお客様

 

 

5月27日(月)。
今日はまた、別の国からのお客様の案内だ。

2016年のスリランカツアーでお世話になった
現地旅行会社ヤートラの
女性添乗員ディーヌカさん(スリランカ人)が
ハネムーンで来日した。

夫のロメロさんと東京、大阪、広島と
2週間かけて日本中、あちこちまわるスケジュールだ。

その最中に、スマナサーラ長老に
アーユルヴェーダのお薬をお渡しする計画も組み込まれている。

これはサンガも助っ人せねばなるまい。

お熱いハネムーン期間中に、
お坊さんのための時間を設けるというところに、
スリランカ人仏教徒の信仰の篤さを感じる。

2人と合流する直前に、
私は次号の『サンガジャパンVol.33』
特集「人間関係」の取材が入っていた。

それは世界の辺境の地を巡る
作家さんへのインタビューだった。
作家さんへの質問は、
「どうやって現地の方々と仲良くなるか」
のテクニックについてお伺いしたのだが、
最高におもしろいお話だった。

詳しくは8月下旬発売の
『サンガジャパンVol.33』で紹介するとして、
そこで学んだポイントを2つほど紹介する。

  • その① 相手の国の言葉を教えてもらうこと
    「語学も学べるし、かつ、話の間がもたないときにも使えて、一石二鳥ですよ!」
  • その② 相手のフレーズを覚えること
    「相手が話すフレーズをまるごと覚えて、
    複数のフレーズに共通して登場するワードを、
    ニュアンスなどからパズルのように意味を類推して、単語を覚えるといいですよ!」

そんなアドバイスを思い浮かべながらディーヌカ夫妻と合流した。

ディーヌカさんは、最初、私の顔がわからないようだったが
目印でわかったそうだ。

僕は訊いた。
「どうやってわかったんですか?」
「そうですねー。
そういえば五十嵐さんの顔わからなかったんですが、
SNSにあった人形で顔を思い出したらわかったんですよ」

スリランカのツアー中に、
トレードマークのように持ち歩いた
私をモチーフとした人形が、役立ったようだ。

当時坊主頭だった私をベースに
僧侶風人形として友人が作ってくたものだ。
これが実に評判がよい。

しばらくたつと、
ディーヌカさん夫妻との会話に奇妙な沈黙ができてきたので、
先ほどの取材で学んだ、テクニックを使ってみる。

私:What do you say “thank you” in Sinhala?(「ありがとう」はシンハラ語で何と言いますか?)

ロメロ:ස්තුතියි(ィストゥーティ)

予想以上にばっちり機能した。

英語、日本語ともに語彙力のない自分としては、
奇妙な間ができたら
「あれは何と言いますか?」
を使えばいいのだ。

 

新婚旅行でスマナサーラ長老を訪問

夕方16時。
ゴータミー精舎へ着くと、
スマナサーラ長老をはじめ、
スタッフのみなさんが優しく向え入れてくれて、
とてもありがたかったです。

2人はアーユルヴェーダの薬を長老に渡し、
ゆるやかに会話が始まった。

せっかくスリランカからの来客ということで、
長老の話はシンハラ語だ。

「日本の観光」
「スリランカの政治」
「瞑想についての科学的な話」など
多岐渡る内容だった気がする。

「気がする」というのも私は、
全くシンハラ語がわからないのだ。

そこで取材で習ったテクニックを実践してみることにした。

繰り返し登場する「フレーズ」の「共通項」を探ろう。

……何度トライしても、私の耳には全く何も入ってこない。

ゴーダミ精舎には大変かわいい寺猫がいるのだが、
3人対して大変失礼ながら、
猫の鳴き声の方がまだ理解できるような気さえしてくる。

 

 

シンハラ語は(私には)とても難しいようだ。
この日習ったテクニックは言語学にたけた熟練の腕がなければ、
すぐには難しいということだろう。

「ニューロン」などの単語や、
観光の話のとき出てきた「カンサイ」という単語は聞き取れた。

気づけば夜20時近くになっていた。
だいぶ3人の会話は盛り上がったようだ。

スリランカ人夫婦を宿の近くまでお送りし、
この日の業務は終了。

帰り際、お二人にお寿司をごちそうになってしまった。
こんな添乗員ありなのだろうか。

なにはともあれ、
少しだけ功徳を積んだような2日間であった。

(添乗員:マーケティング部 五十嵐)

 

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