Blog ブログ

2018.09.21

社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)

スマナサーラ長老と行くブッダ八大聖地巡礼〔インド旅行記(3)〕

サンガツアー祝10周年!2004年インド旅行記 特別掲載

現在、ツアー予約数は47名で、
問い合わせを含めると54名。

早割料金申込は9月末なので、
ぜひ、それまでに申し込んでいただけるとうれしい。

この社長ブログでは
僕が2004年に書いた「インド旅行記」を

あらためて掲載している。今回は第3回目だ。

2004年の掲載当時はたぶん、
このインド記を読んでいたのは10人もいなかった気がする。

今からすれば、“若き日”とも言える僕が、
インドに初めて触れた新鮮な気持ちを、
この機会に一緒に味わってほしい。

 

 

〔2004年2月4日〕インドで「欲」を考える

僕は、かえすがえす欲の深い人間だと思う。

むしろ最初から欲のない人間など、
面白くないと思っている節がある。

1つを得たら
2つ、3つと欲しくなり、
欲に限りはない。

「欲など計算できるものだ」と思うかもしれない。
つまり、「僕はこれが欲しい」と
自分で分かっていると思っているのだが、
実は、これがぜんぜん分かっていない。

死ぬほど空腹のときは、
なんでもいいから何か食べたいと思う。
そのとき、アイクスクリームしかなければ、
それだって十分満足は得られる。
いわばそれは、生きるための欲で、
アイスクリームを食えば、死ぬほど腹が減っていたんだから、
生きるための欲はそれで完結で、他には何ももたらさない。

しかし、どうせだったらそんなときは、
アイスよりパン、ご飯。
おかずは魚、肉となる。

これがまさに欲の展開で、
原因は、もうはじめの空腹ではなくなってしまっている。

これが欲のトリックであり、自分を苦しめることになる。
24時間、絶えず。一生涯。

その個人の欲にはパターンがあり、
次から次へと欲は繰り返し出てくる。
また、ワンパッターンを嫌うときもあり、
新手の興味の引くようなものに姿を変えたりもする。

そして恐ろしいことに、
欲は勝手に動き回り、精神を制御不能に陥れる。
様々な精神病も、
この欲の作用によるものではないかと思う。

この欲の暴走をはばむ手立ては、
ヴィパッサナーしかありえない。

ヴィパッサナーは単純で明快だ。
しかし、それゆえか、
あまりみんな簡単には信じないようである。

欲は、どこか深いところにあるように思うかもしれないが、
超スピードで動き回っているだけの話だ。

「欲、欲、欲」と観れば、
欲の平野から顔を出せる瞬間が来る。
その時こそまさにヴィッパッサナーしたといえる。

しかし、それには努力が要る。
諦めないことだ。

努力、すなわち精進が実り、
ようやく少しでも欲を観ることができれば、
その正体がいかに薄っぺらいもので、
取るに足らないものかが分かる。

そして、その後には、
考えもつかなかった心の自由を感じることができる。

まさに欲を満たすだけでは、
とうてい獲得し得ない快感である。

 

〔2004年2月5日〕世界最古の都市・ベナレス

インドから仏教が滅亡して久しい。
ブッダもそれを予言していたらしい。
「それは隣の島国で守られる」と。
隣の島国とは、スリランカのことだ。

そして、インドにある聖地は、
どこも荒廃し、忘れ去られているものと思っていたが、
ところがどっこい、そんなことはない。

考古学的な発掘調査もされているし、
良い側面ばかりではないが、
しっかり観光地化されている。

ブッダガヤの周辺には、世界各地の寺院が並び、
それは聖地と言うにふさわしい。

ここべナレスは世界最古の都市らしいが、
さまざまな形で仏教徒がいる。

法輪はインド国旗にもあしらわれているそうだ。

 

 

計算せずに生きること

昨日電車で会ったインドの男性は、
橋を作る技師らしいが、
言葉が違うだけで、
考え方は僕たち日本人と何も変わらない。

しかし、相手の反応を計算しないだけ、
僕よりずっと素朴である。
計算されている個性ほどつまらないものはない。

かっこつければつけるほど計算する。

または後悔をする人間ほど、同じ間違いを怖がり、
それがたとえ無意識であっても計算してしまう。

そして結局、
あくびが出るほど退屈な人間に成り下がってしまう。

計算をしないためには自分に正直であること。
自分を直視できること。
それしかない。

少しの失敗を恐れ、
生きながら死んだ人間になってはいけない。

 

インド人が語る「アジアの誇り・日本」

話は横道にそれてしまったけど、
彼は謙虚に自分の国のことを話していた。

例えば、貧困であること、
カースト制度が悪弊であること、
国民が怠惰であることなど。

そして、「日本は、アジアの誇りである」と言っていた。

日本の国力や先端技術に対して言っているのだけど。

そんなふうにインド人が日本を見ているなんて
夢にも思わなかった。

(※2018年追記:
  14年後となった2018年、
  彼が今の国際情勢を見て、なんて言うか聞いてみたい)

しかし、いずれにせよ、インド人も日本人も、
思考回路は一緒だなと思う。

君と僕が分かり合えるように、
きっとみんな、分かり合える日が来る。

(続く)

 

インド旅行記1はコチラ

インド旅行記2はコチラ

ツアー申込はコチラ