Blog ブログ

2017.06.17

編集部

マインドフルネスを仏教瞑想と捉える

マインドフルネスを仏教の文脈におくと、仏教瞑想になる

 

なんとなくシリーズ化していますが、今回が3回目、また前回の続きです。
そういうことで、マインドフルネスというのは、それだけではないにせよ、アメリカのカウンターカルチャーの文脈から生まれたということに前回触れました。

では、ここ近年に日本に入ってきたマインドフルネスというのは、何か。

猫も杓子もマインドフルネスと言っているけど、それを私たちはそれをどのように受け留めればよいのか、とかなんとか書くと、大上段に構えた感じで、簡単ではなさそうになってしまうのですが、そのルーツを辿ってみればよいのではなかろうか、と思うのです。

「マインドフルネス」とカタカナで書くと、それは西洋のそれももっぱら60年代以降の精神文化から生まれてきたもの、それが社会に広く認知され受け入れられたもの、ということができると思います。

ちょうど、シリコンバレーがアメリカにとって無くてなならないものになってるのと、パラレルですね。ざっくりいうと出所は一緒です。

では日本に入ってきて、マインドフルネスはやはりアメリカ60年代をルーツとして、私たちは受容するのでしょうか。どうなんでしょうね。個人的にはそれでもいいような気もしますが、でもそもそものマインドフルネスが仏教の瞑想の本歌取りで生まれているのですから、なにも新しい部分にルーツを求める必要もないでしょう。

というようなことを考えつつ、企画したのが、『実践!! 瞑想の学校』です。

 

 

実践!! 瞑想の学校 商品画像

『実践!! 瞑想の学校:どうやって坐る? なにがはじまる? 日常にどう生かす?』

(ネルケ無方/プラユキ・ナラテボー/藤田一照/島田啓介+宮下直樹/井上ウィマラ[著]、2017年6月発行)

 

マインドフルネスは、本歌取りだけあって、応用が広いです。いくらでもスタイルを変えていける自由さがあるようで、医療や企業研修やいろいろな現代的な文体、というとおかしいですね、背景というか装置におかれて、その中核的な「要素」として機能しています。
認知行動療法であったり、リーダーシップのスキルを高めたり、最近ではレジリエンスを高めるという言い方もされています。レジリエンスは心の柔軟性や弾力性や回復力を指しているようです。

では本歌であるところの仏教瞑想は、古臭い退屈なものなのか? というと全然そんなことはない!

ということが、本書から受け取っていただけたなら本望なのです。

 

 

仏教瞑想のヴァラエティ

今の日本で仏教瞑想を体験しようと思ったら、こんな面白いことはない、と思います。

個性豊かな瞑想の指導者が現れ、仏教の深い伝統に根ざしながらも、それぞれユニークなスタイルで瞑想を伝えています。

そんな今の状況を手軽に、紹介したのが『実践!! 瞑想の学校:どうやって坐る? なにがはじまる? 日常にどう生かす?』というわけです。

その背景をさらに深く知りたいというときは『別冊1 実践!仏教瞑想ガイドブック』を読んでみてください。

テーラワーダ仏教に特化した内容になっていますが、仏教瞑想の歴史と今が詰まっていますから。

『実践!仏教瞑想ガイドブック』(蓑輪顕量[監修])

別冊サンガジャパン1商品画像