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2017.12.15

社長ブログ

坐布について

僕は身体が硬い

僕にとっての坐布はなくてはならないものなんだ。

中には坐布なしで坐れる人もいるけど僕は結構体が硬いので坐布なしでは坐れない。

曹洞宗で主に使うスタンダードな坐布

これがいわばみんなが一番先に想像する坐布だろうと思う。

それと座布団を二つ折りにして使う。これもお金はかからないし決して坐りにくいわけではない。僕は坐禅を始めたころは上の写真の坐布を使い、それから臨済宗では座布団(二つ折り)を使って、スマナサーラ長老のところでもやはり座布団だった。坐布はいわば僕にとって、小学生時代のランドセルのような、中学時代の詰め折の学生服のような、高校時代の原付のような存在だった。

今はちょっと坐らないで他のことをしていると、坐布が僕にこう語り掛けてくる。

「なぜ坐らない、待っているぞ、早く坐れ」 

 

そこでどうして出版社であるサンガで坐布を作ることになったかというと、今から二年前、五十嵐の「ティク・ナット・ハングループ『プラムヴィレッジ』の方々が使っているような坐布を作って販売したらどうか?」と言う意見から始まった。

 

坐布作りの相談に富士へ

ティク・ナット・ハンの坐布を製作したのは『実践!瞑想の学校』の共著者の一人・宮下直樹さんの妹・宮下珠樹さんだと知って訪ねることにした。珠樹さんがデザイン・企画を担当されている宮下織物に着くと、富士山麓の巨大な杉に囲まれた荘厳な雰囲気の中にある工場だった。

「こんなに素晴らしい雰囲気のところで人は“神”を想うのか」と思った。ご両親から何度か「二人をよろしく」といわれたが、僕にはその実感がなく、これはご両親の二人の兄弟への愛なんだろう。それと黒電話、これは今は見たくてもなかなか見れない。『三丁目の夕日』の世界だったら見れる「黒電話」である。

「こういうところにお金がたまるんだろうな、サンガもあやかりたいものだ」と僕は勝手に思った。

珠樹さんは、忌野清志郎さんの服もデザインしたことがあるらしい。そして彼女と相談しながらできたプロトタイプがこれである。

 

 

プロトタイプを、両親が元手芸屋だったという鈴木が中心となって吟味してポケットを作り取ってを作り完成したのが、「サンガ坐布」だ。

 

サンガ坐布

最後にスマナサーラ長老にサインを書いてもらった。長老は、快く受けてくれた。

ちなみに長老のお気に入りは上の和柄(麻柄)である。

当初、中身は、もみ殻だったが、どうしてもコクゾウムシが入っているので信介が一匹、一匹逃がして作っていたが、あまりに大量なので、そのうち虫がないそば殻に変えた。

坐ってみると、曹洞宗の坐布はパンヤが中に入っているのでやわらかい(詰め方によって固いのもある)のでお尻が痛くなりにくいようだ。しかし楕円なので変形しやすい.

サンガ坐布は円柱型なので姿勢が正しくなりやすい。そば殻も圧縮されきったら、増量すればすぐ元に戻る。それに洗える。

サンガ坐布は今10種類に増えた。

お尻が長時間座っても痛くならないように、今思案中である。

何かご意見、アイデアがあれば、お問い合わせまでに送ってほしい。