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2017.06.21

社長ブログ

日常、非日常

「上げます、運びます、下します」

「上げます、運びます、下します」「上げます、運びます、下します」「上げます、運びます、下します」

「ふくらみ、ちぢみ」「ふくらみ、ちぢみ」「ふくらみ、ちぢみ」

・・・これしかやることがない、退屈で死にそうだ。

 

守谷の合宿でまず感じるのはこれだ。外とのギャップに苦しみ、めげそうになる。

なんになる? 悟れるはずもない。そもそも悟ってなんになる。

そんな思いが僕を襲う。しかし他にやることもない。

ただひたすら、「上げます、運びます、下します」「ふくらみ、ちぢみ」・・・

周りは真剣そのものに見える。自堕落な僕を救うのは、ただ、ただ、努力、精進のみである。

 

夜の修行

いつものことだが、スマナサーラ長老の説法が終わった後の、夜の修行がとても気持ちいい。

修行する人も減って、夜の帳があたりを包み、静寂が僕を飲み込む。

そういえば昨日は何やってたっけ?今週のやるべきことは何だっけ?などと妄想が襲う。

 

妻が言っていた。「こんな貴重な時間を、持てるなんて本当に贅沢」

そうだよな、貴重な時間と思えばやる気も出てくる。

倒れていた駒が回り出すように、正直半日もやっていると駒は回り出す。不思議だが、確実にそれはある。

それ以上になるかというと、そうでもない。しかしそれ以下でもない。

 

この季節、守谷にはたくさんの虫や小動物がいる。

ヤモリや蟻などだけど、長老が法話の中で、

「あなたたちは心と身体のうち、身体を大事にし過ぎる。どちらが大事かというと、どちらとも言えない。

しかし虫なんかは本当に体に支配されている」

と仰っていた。

なんだか妙に合点が行った気がした。やっぱり虫も不幸の中に生きてるんだ。

そして人間である僕たちも。

 

合宿も最後の日を迎えた。

ちょっとの達成感と、真面目にやらなかったことの後悔。

いつものことだ。そして今から外の世界。

そしてふと思った。「合宿-外の世界」「日常-非日常」

どっちがどっちなんだろう。

 

最後の自己紹介のところで、長老にサンガは褒められた。

「他の出版社からも本を出してるけど、他の出版社の本はシナリオが出来ている。

だけど、サンガの自分の本は、仏教を広めるために出している」

こんな嬉しいことはない。

 

一緒に参加していたハーレーのおじさんに言われた。

「自分は耳が遠いから、長老の声がよく聞こえない。サンガの本が頼りだ」

これもまた嬉しい。