アルボムッレ・スマナサーラ長老 一日冥想会
<感想>

★ 嶋崎仁哉

今までスマナサーラ長老の本を読んだり、テープを聴いたりしたことはありましたが、実際に会って話をしたりしたことはありませんでした。今回その機会に恵まれ、言葉だけでは伝わってこない多くのことを学ぶことができました。一番強く感じたのは、慈しみです。言葉にはうまく表せないのですが、側にいるだけで不思議と落ち着いてしまうような雰囲気がありました。説法も非常に巧みで、聞くたびに新しい発見があります。今回印象に残っているのは、もし自分が通り魔に襲われてもそれは自分に原因があるということです。聞いた瞬間、いろいろと反論が浮かびました。通り魔の悪行為を認めることにはならないか、どんな原因があるというのか、等々。そうこうしているうちに説法はどんどん進みます。そしてしばらくして、長老は再び話を通り魔のたとえに戻しこう言いました。こういう極端な例で覚えておけば、日常の些細なことで他人のせいにしたりしないでしょう、と。ああそうか、とすっと心に入ってしまいました。冥想指導では、第三次世界大戦がはじまったと思ってやれ、という言葉をはじめ、今までの自分の取り組みの甘さを痛感しました。あまりの真剣さ故に厳しくなる長老の言動も、慈しみが根底にあることを忘れてはいけません。たいへん有意義な一日でした。

 

| 冥想会資料 | 写真 |