ブッダの実践心理学〜アビダンマ講義シリーズ第五巻「業(カルマ)と輪廻の分析」〜
通常価格:¥ 3,780 税込
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商品コード: 100290
発売日:2009年7月27日
著者:アルボムッレ・スマサナーラ+藤本晃
ISBN:9784904507292 C0015
A5判ハードカバー 本文339ページ
これが、「業(カルマ)」解説の最高峰。
「輪廻」の真実に、あなたは出会う。
私たちの「行為」は、どのような法則によって「結果」を生み出すのか。
現世の「業(カルマ)」は、どのようなシステムで来世につながるのか。
人々が向き合ってきた難題は、すでに仏教心理学が解明していた!
目次
凡例
第5部 業(カルマ)と輪廻の分析
- 心にもどこにも実体はない
- 「我」の概念が生まれる仕組み
- 実体論はあべこべ思考
- 変化生滅の速さを捉えたら無常が体験できる
1
摂離路分別
- 畜生も地獄
- ヒンドゥ教の父祖の概念
- 供養と功徳廻向
- 餓鬼
- 阿修羅
- 地獄
- 想像の限界
- 人間
- 天
- 化楽天と地化自在天の関係
- 兜率天は仏教徒の世界
- 人間には生まれにくい
- 色界には心を育てないと往けない
- 第一禅定の地三つ
- 第二禅定の地三つ
- 第三禅定の地三つ
- 第四禅定の地七つ
- 無想有情
- 悟った人が生まれる梵天
- 悟る瞬間
- 仏典に神々や梵天の話が多いわけ
- 心と身体は切り離せない
- 身体・物質が瞑想の邪魔をする
- 色界禅定と色界の先
- 物質が「ない」瞑想次元
- 明るさと理解で「心を広げる」
- 無色界の次元は四つ
- 無色界を超えるのは想受滅だけ
- 「ない」ところから始まる創造論の矛盾
- 「創造」ではなく変化・再構成
- 変化し続ける連続
- 「最初・始まり」はない
- 心も変化し続ける連続・輪廻転生
- 輪廻転生化は無我の因果法則
- 欲界の生命の寿量
- 無想有情
- 色界の生命の寿量
- 「劫」の長さ
- ・膨張宇宙と収縮宇宙
- ・寿劫
- 天にも梵天にも寿命があるわけ
- ・無常が嫌だから永遠を求める
- ・楽しむために苦しみがある?
- ・天も梵天も無常
- ・人間は一瞬の命
- 無色界の生命の寿量
- 同じ心が一生涯続く
- 「業」とは「行為と結果」
- 「因縁と結果」
- 仏教の「業」は道徳で
- 業は自分だけのもの
- 業がどうやって自分に帰るのか
- 業はやったことの impression 影響力
- 「しようと思ってする」行為が業
- 心が身体から離れるとき
- 心は業に囚われる
- 中有(中陰)はない
- 死を予見できる
- 過去世を覚えている
- 生まれるときの業が令生業
- 業に相乗作用あり
- 不善の重業
- 破和合僧
- 邪見
- 善の重業
- 重業だけは決定的
- 重業の中にも順序あり
- 親殺しと子殺し
- 業はあったけど結果は出ない業
- 業のエネルギーは決まっている
- 支持業も妨害業も増長させる
- 複数の業が同時にはたらく?
- 業論は運命論ではなく自助努力論
- 「社会福祉」は当たり前
- 悟ると悪業が消える
- 悟っても今生の支持業、妨害業は残る
- 仏教に病気治癒を期待する浅ましさ
- 一つの行為にカルマは七回
- 「業」は結果・異熟心まで
- 心がいつも言葉と行動の底にある
- 心を抑える教育は
- 1 不善身業
- ・欲邪行は不倫だけ?
- 2 不善語業
- ・離間語は噂
- ・麁悪語はけなす言葉
- ・綺語は無駄話
- 3 不善意業
- ・不善業の根
- (1)瞋根の不善
- 欲で殺すことはできない
- 異常な怒りとは
- (2)貪根の不善
- 邪見は無知だけど
- みんな自分の意見が好き
- 3)瞋、貪二根の不善
- 怒りで盗む例
- 智慧のある善と智慧のない善
- 善業三種(1)施 (2)戒 (3)修習
- 善業三種を十に細分 十福業事
- (4)(目上の人への)恭敬
- (5)作務
- (6)功徳の布施
- 善行為の共同作業
- 善行為の認定
- (7)功徳の随喜
- (8)聞方と(9)説法
- (10)見直業
- 掉挙心は弱すぎ
- 結生した後は以前の悪業は適宜に異熟する
- 色界梵天でも前世の悪業が異熟するかも
- 悪趣から断ち切るのも殺害業
- アレルギーも妨害業
- 智相応の善(三因)と智不相応の善(二因)の差
- 有行・無行の差も勝・劣の差も関係なし
- 「来世の結果」を唱える危険性
- 色界第一禅定の異熟処
- 権利は平等な生命に能力の差あり
- 弱い心を育てて強くする
- 差別ではなく事実として「平等ではない」
- みんな違ってみんなよい
- 禅定の世界にも違いあり
- 色界第二・第三・第四禅定の異熟処
- 色界第五禅定の異熟処
- 不還者は浄居天に
- 無色界梵天とはコンタクト不可能
- 神通力も色界禅定で
- 死と結生はいつも一セット
- 一瞬ごとに死を繰り返しているのに
- 死ぬ前に「もうすぐ死ぬ」と分かる
- 転生先を希望する人、しない人
- 四つの死に方
- (1) 寿命が尽きて死ぬ
- (2)業が尽きて死ぬ
- (3)寿命と業の両方が尽きて死ぬ
- (4)業が断たれて死ぬ
- 寿命よりも業が大事
- (1)業
- (2)業の相
- (3)趣(転生する境涯)
- 臨終の幻覚は転生先
- (4)趣の相
- 臨終の天の音楽も天の香りも転生先の相
- 心は瞬間瞬間死に続けている
- 複雑な心をアビダンマで分類すると
- 心の認識作用には決まったサイクルがある
- 心は止まれないから再生し続ける
- 世間の「死」と仏教の「死」
- 臨終時に現れる業や趣の相が次の生に牽く
- 四つの所縁に心が牽かれて転生する
- 心で直接体験するから離れられない
- 死の瞬間
- 死と再生のあいだに中有なし
- 再生の瞬間
- 天に転生するのは簡単なのに
- 対象が今世から来世にまたがる
- 色界への結生
- 色界への転生
- 心は決して止まれない
- 分析から統合・実践へ
1:地の四つ
1-i :(欲)離善地
1-ii:欲善趣地
1-iii:色界地
1-iv:無色界地
2:結生の四つ
2-i:離善結生
2-ii:欲善趣結生
2-ii-a:善異熟捨倶の推度心による結生
2-ii-b:欲界大異熟心八種類による結生
2-iii:色界結生
2-iv:無色界結生
3:業の四つ
3-i:作用(業のはたらき方)は四種類
3-i-a:令生業
3-i-b:支持業
3-i-c:妨害業
3-i-d:殺害業
四種類の業が複雑に作用しあう
3-ii:令生業になる度合いは四段階
3-ii-a:重業
3-ii-b:近業
3-ii-c:久習業
3-ii-d:巳作業
3-iii:業が異熟する時期は四種類
3-iii-a:現法受業
3-iii-b:次生受業
3-iii-c:後後受業
3-iii-d:既有業
3-iv:業が異熟する次元は四種類
3-iv-a:不善業処
3-iv-b:欲界善業処
3-iv-c,d:色界、無色界善業処
3-v:各次元それそれの異熟処
3-v-a:欲界不善業による異熟処
3-v-b:欲界善業による異熟処
3-v-c:色界業による異熟処
3-v-d:無色界業による異熟処
4:死と結生の順
4-i:死の転起の四つ
4-ii:臨終時にあらわれる四つの所縁
4-iii:臨終時の心相続
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