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『ブッダの聖地2~テーラワーダ仏教の現在〈カンボジア・ラオス・タイ編〉』いよいよ刊行
本書は、2014年2月20日から3月3日にかけて、アルボムッレ・スマナサーラ長老とともに訪れた、インドシナ半島(カンボジア、ラオス、タイ)の仏教を、現地取材をもとに、最新研究の論考も加えて紹介するものです。
『ブッダの聖地2~テーラワーダ仏教の現在〈カンボジア・ラオス・タイ編〉』
(アルボムッレ・スマナサーラ[著]/サンガ編集部[編]、2020年5月末刊行、本体価格5500円)
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東南アジアの深層に息づく初期仏教
東南アジアには11の国がありますが、宗教は様々。島嶼部のインドネシアやマレーシアはイスラーム圏、フィリピンはキリスト教カトリック、そしてインドシナ半島大陸部でもベトナムは中国の影響が強く大乗仏教と、世界の宗教の縮図のようになっています。その中で、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマーはテーラワーダ仏教圏であり、ブッダの時代から続く戒統が絶えることなく続く地域です。
インドシナ半島にテーラワーダ仏教がもたらされたのは、歴史的には遅くとも11世紀とされていますが実際はそれよりはるかに早くに伝来していたでしょう。ミャンマーにはお釈迦様の在世時に2人の商人が八筋の仏髪を頂き持ち帰ったという伝承があり、シュエダゴン・パゴダに安置されているといいます。あるいはアショーカ王の時代、紀元前3世紀ごろにアショーカ王が比丘たちを各地に派遣した先のひとつが現在のミャンマーの地域だったという話もあります。ラオスのタート・ルアンには紀元前3世紀にもたらされた仏舎利が安置されているそうです。また、およそ五世紀のものと推定されるミャンマーの世界遺産のピュー遺跡ではパーリ語碑文が発見され、またタイ中央部にある6世紀から11世紀にかけてのモン人のドゥヴァーラヴァティー遺構でもパーリ語の刻文が発見されています。そうしたことから、インドシナ半島には深い土地の記憶として初期仏教が蓄積されているのだと思います。
カンボジアのシェムリアップになるアンコール遺跡群。ヒンドゥー文化を基層に大乗、テーラワーダ仏教が重なる
紀元前3世紀の仏舎利が安置されているというラオスの首都ビエンチャンにあるタート・ルアンで
祈りを捧げるスマナサーラ長老
タイの古都アユタヤの遺跡。仏像の頭部が樹の根に絡みとられた姿はアユタヤを代表する
コンセプトは東南アジアの仏教の今を伝える
今回の旅ではカンボジアのアンコール遺跡群、タイの古都アユタヤというともに世界遺産の仏教遺跡をこそ巡りましたが、主眼は過去の記録である遺跡ではありません。その地に現在息づく仏教サンガの息吹を知ることをこそ主眼としました。
近現代のインドシナ半島の歴史はフランス、イギリスによる植民地化、ベトナム戦争そしてカンボジアのポル・ポト政権によるジェノサイド、ベトナム戦争中のアメリカ軍によるラオスへの大量爆撃、そして内戦時にカンボジア中に埋められた400~600万といわれる地雷とその不発弾による悲劇と、筆舌に尽くしがたい辛苦を経験しています。しかし現在、この地には平和が訪れ、経済的にも繁栄の道を歩んでいます。中国をはじめとする大国の影響を受けながらも、また各国各様の社会体制を取りながらも、その文化の中心、心の中心に仏教があります。今回の旅でそのことを知ることができました。激動の時代の中で仏教が果たした役割、仏法僧の三宝への深い信頼を持つ人々の在り方、現在の姿、そうしたものを本書を通してお伝えできればと思います。
本書の基本的な構成は、ツアーで巡った各地を順に掲載していますが構成上入れ替えたところもあります。記事の柱となるのはアルボムッレ・スマナサーラ長老の現地での法話と現地でお会いした僧侶方の法話です。そこに生きる方たちの生の声と、各地の事情に通じた研究者による論考で構成しました。加えて、各地で撮影した仏教の現在を活写する写真を盛り込みました。
近現代のカンボジアの悲劇を象徴するトゥールスレーン虐殺博物館の館内をめぐるスマナサーラ長老
ラオスで著名な瞑想僧院を訪ねた。瞑想修行と農村開発の両輪がラオス仏教の特徴なのだとお話から伺えた
現代仏教の重要な僧侶たちとの対話
簡単に旅の順をお伝えしておきます。まず、カンボジアはプノンペンからシェムリアップに行きアンコール遺跡群を巡りました。そのあと、陸路でプノンペンに入りますが、途中スマナサーラ長老のご提案で街の普通のお寺に立ち寄ります。ここでよそ行きの衣装をまとわない生の現在のカンボジアの仏教を知ります。そして、プノンペンでは内戦後のカンボジアの人々の心に光をともした大長老マハ・ゴサナンダ師の足跡を訪ねるため、その薫陶を受けたヨホット・ケマカロ師らと法話会を開催しました。
続いてラオスでは首都のビエンチャンで、ラオス仏教の中心に位置するタート・ルアンでラオス仏教界長老の面会を得た後、近郊にある瞑想僧院を訪ねラオス仏教僧侶たちの社会の中で果たす役割をお聞きしました。
3か国目にタイへと移動し古都アユタヤたずね、エイズ寺として有名なHIVポジティブの方たちを受け入れている寺院を訪問したあと、タイの森林僧院のふたつの伝統に触れていきます。まず訪れたのは日本でも活躍されているプラユキ・ナラテボー師が副住職を務めるスカトー寺(ワット・パー・スカトー)。次に世界中に支部を持つアチャン・チャー長老の系譜を訪ねてワット・ノーン・パーポンとワット・パー・ナーナーチャートを訪ねました。ナースカトー寺とナーチャートでは現住職の貴重なご法話をいただくことができました。バンコクに戻ってからはマヒドン大学の宿舎で当時まだご存命であったカンポン氏のお話を聞き、市内ではアジアのエンゲージド・ブディズムの中心であるINEBでその活動を率いてこられたシワラクサ氏にお話をいただく機会を得ました。そして最後、トランジットのベトナムの空港ロビーで、スマナサーラ長老より総括のご法話をいただき、12日間にわたるインドシナ半島の参加国を巡る旅を終えました。
カンボジア人の心を立て直したマハ・ゴサナンダ長老の薫陶を受け活動する
ヨホット・カマケロ師(手前)、ヨン・セン・ヤース師(左)とスマナサーラ長老
社会開発僧として瞑想指導者としてタイで支持を集めるスカトー寺住職のパイサーン師(左)とスマナサーラ長老と副住職のプラユキ師(右)
アチャン・チャー長老の系譜のお寺の中で、外国人を受け入れるために最初につくられた
国際僧院ワット・パー・ナーナーチャートの現住職アチャン・ケーワリ師
仏教の歴史はインドからアジアへ
前作『ブッダの聖地』(2011年刊行、2019年改訂)は、インド・ネパールにお釈迦様の足跡を訪ね、仏教の八大聖地を巡った記録でした。お釈迦様、覚者、ブッダその人が生きた地には2600年の時を超えて、今にそのエネルギーを感じ訪れる人々を覚りの道へと勇気づけていました。そして今作では、ブッダに説かれた真理を現代に伝え続け、その教えを生き続けている東南アジア仏教の息吹を、現実に対してアクチュアルも働きかけ、社会と人間を動かし変えていく仏教の力を感じていただければ幸いです。
(編集部)
撮影:相田晴美/編集部
※ブログの写真は書籍未収録です
【サンガからの大事なお知らせ】
2014年2月20日(木)~3月3日(月)の12日間の旅を凝縮した『ブッダの聖地2』校了しました。乞うご期待!
「『ブッダの聖地2』鋭意制作中その1」は【コチラ】
「『ブッダの聖地2』鋭意製作中その2」は【コチラ】
「『ブッダの聖地2』鋭意製作中その3」は【コチラ】
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シリーズ第1弾『ブッダの聖地[改訂版]ースマナサーラ長老と歩くインド八大仏蹟ー』の購入は【コチラ】
※2014サンガインドシナツアー参加いただいたお客様には、1部贈呈いたします。お楽しみに。
2014年当時から引っ越されたツアー参加者の方、
info@samgha.co.jp
までご連絡ください。