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2018.03.23

社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)

チャンミェ・サヤドー『気づきの瞑想実践ガイド』との出会い

それは去年2017年2月の
ミャンマーツアーでの出来事だった。

このとき、本当はマハーシ瞑想センターで
瞑想合宿をするつもりだったが、うまく予定が合わず、
マハーシ・サヤドーの高弟である
チャンミェ・サヤドーの瞑想センターに行くことになった。

ヤンゴンにある「チャンミェ瞑想センター」である。

恥ずかしながら、僕はそれまで、
チャンミェ・サヤドーのことを知らなかった。

一緒に行った新家さんによると、
スマナサーラ長老も称賛していたという。

ミャンマーに行ったのはこのときで2回目だが、
行けば行くほど、重厚な仏教文化と雰囲気を感じさせられる。

そんな中でお会いしたのがチャンミェ・サヤドーだ。

チャンミェ・サヤドー

お会いすると、ニコニコしていて、気さくな感じがして、
僕はそれまでの緊張から、いっぺんに解放された。

そこで紹介されたのが、完成したばかりの著書
“Talks on Meditation in the Blue Mountains”だった。

それを見て、僕はすぐに「これを日本で出版したい」と思った。

内容に間違いないのはわかる。
なぜかと言うと、はっきりした仏縁があるからだ。
こんなに確かなことはない。
そして、なおかつタイトルがかっこいい。

サヤドーは、その場で日本語翻訳版の刊行を快諾してくれた。
これもまた“仏教徒つながり”の素晴らしさだ。

言葉が通じなくても、仏教徒であるというだけで、すごく安心できる。

そして、本書の担当編集者を川島にして、
翻訳者を影山幸雄さんにお願いした。
今回は、影山さんの息子さんの奨さんも
翻訳協力として名を連れている。

 

それから約1年。
この本が

として、日の目を見ることになった。

影山さんの翻訳には、いつも感心させられる。
まず、医師という重責にありながら、翻訳作業の締め切りに遅滞がない。
翻訳した日本語も、簡潔で、明瞭で、無駄な文字がない。
それでいて翻訳の落ちがない。
今回の本も読みやすい。
これは、編集を担当した川島も褒められる点かもしれない。

本書は瞑想実践者とってはインパクトのある一冊だ。

まず、帯にはこう書いてある。

「ブッダの教えの深奥を実践に生かし、
ダンマとともに暮らす人になるための瞑想教本」

僕は瞑想者の一人として、まずここで挫折しそうになってしまう。
つまり、目指すところが高すぎなのである。

内容を読み進めていくと、さらに圧倒されてしまう。
前半は、ヴッパサナー瞑想とサマタ瞑想の違いを
理論的に分かりやすく解説してあり、あますところがない。

今までの僕の瞑想に対する甘さを、
ものすごく感じさせられてしまう。

歩く瞑想の重要さを説きながら、
1日に、坐る瞑想、歩く瞑想を、それぞれ6回しなさいと言う。
つまり12回、瞑想をしろと言うことだ。
これはきつい。瞑想合宿でやったとしてもきつい回数だ。

パーリ語の経典を紹介しながらの法話は、臨場感がある。
ラベリングの重要さを、再認識させられた。

そして、そのような厳しさを感じながらも、
その根底にあるチャンミェ・サヤドーの奥深い慈悲を、何度も感じた。

お会いしたときのチャンミェ・サヤドーの笑顔が、今も身近に感じられる。

 

ところで、このヴィパッサナー瞑想は、
「マインドフルネス瞑想」と訳される。
いわゆる「念(sati)」である。

縁があってか、今月はサンガから

という手帳も刊行した。

日常をマインドフルネスに過すための実用的な手帳になっているので、
こちらもぜひ、みなさんに手にとっていただきたい。