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2019.01.18

社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)

恐怖のLとR

「しらみ」と「お米」

たいていの人は、中学に入って、初めて英語を学ぶと思うが、
そのとき、出くわすのが、「L」と「R」の発音である。

そのとき先生は、
「日本人はLとRの発音が、とても苦手だ」
ということを話す。

そして、同じ「ライス」である
「lice(しらみ)」と「rice(お米)」を例に挙げ、
「日本人はこれを区別できない」と何度も言う。

これは、授業を受けている生徒にとっては、恐怖の世界だ。
liceが「しらみ」でriceが「お米」なのだから、
もし間違えたら、食べるはずの「rice(お米)」が、
人がぜったいに食べたくない「lice(しらみ)」になってしまう。

僕は、この瞬間こそが、
日本の英語教育の最大の誤りだと思っている。

これでは、誰も英語を恐怖で話せなくなってしまう。

そして、もう英語を話す気力さえ、失せてしまう。

パーリ語にも、LとRの問題がある

「lice(しらみ)」のときは、
舌先を上の歯茎に付けて、発音する。

「rice(お米)」のときは、
舌を巻くようにして、発音する。

そう言われて、何十年もその教えに従ってやってきても、
どうあっても、外国人に対して、
「ライス(lice)」と「ライス(rice)」を
区別して発音することは永遠にできないみたいだ。

パーリ語にも、この問題は潜んでいる。
例えばそれは、
「loka(ローカ/世間、世界)」と
「rūpa(ルーパ/色)」の、発音の違いだ。

『ブッダの日常読誦経典』
「佛陀の九徳 Buddha vandanā」の文の中には
「Lokavidū」の言葉があり、
「因縁の教え―滅観―」の文の中は
「rūpa」の言葉ある。
探してみてほしい。

舌先を上の歯につけても、
下に巻いても、
聞こえてくる発音は、それほど違わない。

僕は、英語の発音を聞き取ってくれる
スマホアプリで試してみたが、
何回やっても、憎たらしいスマホアプリは
このLとRを判別してくれないのだ。
みんなも英語のアプリをダウンロードして、やってみてほしい。

そうすると、外人の前でしゃべるときは、
LとRがある単語を避けるようになってしまう。

まさに恐怖の英語だ。

中学の先生は、
僕らになんて教育をしてくれたんだろう、と思う。
せいぜい、loveとriceを例に挙げて教えてほしかった。
間違って「love」と発音してしまっても、恥ずかしくないのだから

「LとRを正しく発音する方法」を発見した

ぼくは英語が好きで、けっこう勉強しているんだけど、
最近になって、これを解決する方法を編み出した。

「rice(お米)」のRの発音は、
もともと日本人が得意な発音で、
舌をまかなくてもRになっている。

問題は日本人の不得意なLである。

Lのときは、力まずに口を大きめに開けて、

軽く発音すると、結果Lの発音になる。

日本人の中には、もともとRの発音があるので、
気合いを入れすぎると、どうしてもRになるのだ。

つまりLは、日本人の不得意な、
陽気で軽い発音なのである。

同級生にこの話をすると、
同級生は、みんな感心したように、この話を聞いてくれる。

僕たちは、いくら頑張っても、
ネイティヴの発音にはなれない。

人は生まれや環境によって決定的に束縛をうけている。
いくら英語の発音を死ぬほど勉強しても、
ネイティヴアメリカンにはなれないのだ。

言語は一つの概念でしかない

しかし、これを救うのは、
「言語は一つの概念でしかない」ということだ。
概念は概念でしかない。
真理ではない。

人はそれぞれ概念をもつと、
その概念によって、地獄にもなり、天国にもなる。

そこで始まるのは、差別である。
差別が差別を生み、怒り、嫉妬、怖れを生み、
時には人殺し、戦争にまでいく。

また、愛、敬い、憐れみなどの概念をもつと、
時には、人は驚くべき発明や発展をとげたりする。

しかしこれらも、
いわば、LとRの発音の違いと変わらない。

もし、真理(ダルマ)に到達すれば、
これらのことであっても、
枝葉末節なことなんだと思う。

 

LとRの違い、君はわかるだろうか?

YOUTUBEにあがっていたので、聞き比べてみてほしい。