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2018.08.10

社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)

愛と勇気の『サンジャパ』

創刊30号を迎えて

『サンガジャパン』の誕生は、
いろいろな人と話をしているなかで、
「日本テーラワーダ仏教協会から刊行している
『パティパダー』のような雑誌を、
サンガでも出せないだろうか」
という話題になったところから始まった

それから構想1年。
2010年3月25日に、
『サンガジャパンVol.1』特集「瞑想とは何か」
が生まれた。

これが創刊号の表紙である。

 

『サンジャパ』という愛称で呼んでいる
この雑誌の、創刊号である。

今、創刊号を手にしてみると、
帯には
「仏教のリアルを探す総合誌です。」
と書いてある。

表紙をひらいて1ページ目の扉を見ると、
次のように書いてある。

 

ようこそ、『サンガジャパン』の世界へ。

『サンガジャパン』は
カルマに生きる僕たちが脱出を試みるとき、
時には道しるべになり、
時には支えになり、
時には自らを奮い立たせる本でありたい。

 

記念すべき、創刊号の1ページ目

 

それから8年経っているけれど、
なんか僕は、もっと昔から『サンジャパ』をやっていたような気がする。

 

思い出のサンジャパ

今、編集部ブログで、
『サンガジャパン』30号記念企画として
思い出のサンジャパ」という記事を掲載している。

『サンガジャパン』全30冊と、
『別冊サンガがジャン』4冊の中から
それぞれが、思い出の1冊を紹介するというものだ。

荒金はVol.13「言語と仏教」
川島はVol.14「仏教と神道」
五十嵐はVol.20「これからの仏教」
由樹はVol.26「無我」を挙げている。
ちなみに信介はVol.1「瞑想とは何か」を挙げた。

僕が「思い出のサンジャパ」として挙げるのは、
Vol.6「震災と祈り」である。

 

 

これは2011年7月1日に発行になっている。
この年の3月に発生した東日本大震災の特集号である。

5月には、日比谷公会堂で、
長老の「慈悲の瞑想と祈りの集い」を開催し、
『サンジャパVol.6』には、その内容を掲載した。

そして僕は、
寄稿文として「傾斜」を書いた。

 

「傾斜」は『サンガジャパンVol.6』の177ページに掲載されている。

最大の危機は2013年1月

今でこそ『サンジャパ』は
知っている人は知っている雑誌になっているが、
ここまで来るには、大きな曲折があった。

雑誌と漫画のリアル本の売上部数の低下は、言われて久しい。

『サンジャパ』も例外ではない。
なおかつテーマがいつもコアなので、
広告も取りにくい。

普通、雑誌は広告収入で成り立っているのだが、
『サンジャパ』で広告が取れたのは、
30号のうち4回だけである。

『サンジャパ』刊行継続最大の危機は、2013年1月だった。
『サンジャパ』は赤字続きなので、
もう辞めようとしたが、
『サンジャパ』からのスピンオフで刊行した単行本である、
宮崎哲弥先生の『宮崎哲弥 仏教教理問答』が大人気でたくさん売れたので、
こんなこともあるのなら、と思い直した。

しかし、また赤字続きとなったので、
2014年春には、今まで季刊で年4回刊行していたのを、
年3回刊行に減らした。

 

発表! 全『サンジャパ』 売上ベスト3

売れた『サンジャパ』を挙げていくと、
まず一番売れたのはVol.1「瞑想とは何か」
これは創刊号なので、
「たぶんご祝儀相場で売れたのだろう」と
当時、みんなで話した。

次に売れたのは、別冊Vol.1「仏教瞑想ガイドブック」

 

そして、別冊Vol.3「マインドフルネス」だ。

 

つきなみな言葉になってしまうけれど、
ここまで来られたのも、読者あってのものだ。

僕は仙台で「サラナヴィハーラ」という
自主瞑想会を定期的に開催しているが、
その茶話会で
『サンジャパ』の話題が出ることが、よくある。

僕はただ聞いているだけだけど、
熱心にみんなが話しているのを見ていると
「ああ、こういうふうに読んでくれているんだ」と感じ、。
赤字続きでやってきた甲斐もあったなと思う。

それで、甚だ言いにいけれど、
『サンジャパ』はVol.30から、価格変更して、
2000円にさせてもらった。

ぜひ、深いご理解をお願いしたい。

 

「サンジャパ企画」か? 「単行本企画」か?

サンガ編集部は、単行本の企画だと
ハッパをかけないとなかなか動かないところがあるが、
こと『サンジャパ』になると、
僕が放っておいても勝手に回るようだ。
やっぱり自分が好きなことだと、
何も言われなくてもやるもんだなと、時折思う。

編集部の会議でも、いつも『サンジャパ』の話題ばかりだ。
これでいいんだろうか。

どう思う?

しかし、『サンジャパ』のいい点は、
『宮崎哲弥 仏教教理問答』がまさにそうだったけれど、
つながりが広がるというところだ。これは大きい。

だから本の企画を作っていくには、
欠かせないところもあると思う。

これからも『サンジャパ』は、刊行を続けていこうと思う。


どうぞ読者のみなさん、
愛と勇気(と慈悲)をもって『サンジャパ』を応援してください。