社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)
『慈悲の瞑想〔フルバージョン〕』刊行によせて
「あの『慈悲の瞑想』に、メンタリストDaiGoさんの顔写真を、
こんなに大きく掲載しちゃっていいの?」と思う人もいるかもしれない。
なぜかと言うと、社内にもそういう意見があったからだ。
この「慈悲の瞑想」は、それだけテーラワーダ仏教にとって、長く受け継がれきたスタンダードなもの。
でも、スタンダードなものだからこそ、メンタリストDaiGoさんのような元気で聡明な若者が、
新しい顔になって、その魅力を人々にどんどん広めていってほしいという願いを込めた。
そんな『慈悲の瞑想〔フルバージョン〕』が、ついに刊行となった。
かっこつけになっちゃうけれど、僕は、小さい頃から、
「慈悲の瞑想」に似た内容の自作の「お祈り」をやっていた。
今となって名付ければ、僕オリジナルの「慈悲のお祈り」だ。
純粋な頃は、世界が本当に平和になるなら、
自分はその犠牲になってもいいと思っていた。いや、思っていた節があった。
いわば「自己犠牲の美しさ」を夢見ていたのだ。
今でも、その思いの名残が、常に心の中にある。
そして、「慈悲の瞑想」についてのよくある意見で、
「『私が幸せでありますように』と言うのには、どうも抵抗があります」
というものがある。
実は僕も、そのことに同感である。
「自己犠牲への美しさ」への夢が原因なのは分かっているのだが、
今でも、どうしてもこの言葉には引っかかってしまう。
「自分」が最初に出て来るのは、
沈没船から乗客を残したまま最初に飛び降りる船長みたいで、なんかずるっぽい気がしてしまう。
みんなを逃がしてから最後に自分が飛び降りるのであれば、
たとえ間に合わなくて自分が死んでしまっても、みんなが助かったのだから、それでいい。
この思考が、僕にとっては単純で、実にしっくりくる。
五木寛之の『青春の門』で主人公・信介の父親が、炭鉱事故に遭ったとき、
仲間を助けるために、「バカも利口も命は一つ!」と言って爆死を遂げたのは
利他愛の完成形で、これ以上の生き方があるとは思えなかった。
でも、スマナサーラ長老は、「そうではない自分の本音を見てみなさい」と言う。
確かに僕は、実際、自己犠牲をして、人を助けたことがない。
やっぱりいざとなると、自分がかわいいのだ。
自己犠牲はある意味自己欺瞞で、それは怒りによるところなのだろう。
少年時代の「お祈り」から何十年も経て、
スマナサーラ長老の「慈悲の瞑想」に出会ったとき、僕はほんとうに驚いた。
僕は昔、人に隠れて坐禅をしていたのだが、
それが仲間にばれてしまったときの気恥ずかしさにも近い驚きだ。
「『お祈り』は『僕オリジナル』ではなかったんだ。
この世界に、ほかにも『お祈り』をしていた人がいたんだ」。
傲慢ではなく、素直にそう思った。
「慈悲の瞑想」を続けて、十年以上になる。
「慈悲の瞑想」自体を日本に、
それも、オリジナルの日本語で広めたパイオニアが、スマナサーラ長老だ。
そして、そのパイオニアが、去年、「慈悲の瞑想」の日本語の一部の言葉を変えられた。
もうみんな知っているだろう。
「人」という言葉を、「生命」へ変えたのだ。
「人」という言葉を使って十年以上もやってきたので、最初は違和感があったが、最近慣れてきた。
そして、今回のフルバージョンである。
これをまだ「慈悲の瞑想」として声に出して唱えたことはないが、
スマナサーラ長老の進化する慈悲の瞑想についていこうと思う。
そして今度、仙台の自主瞑想会・サラナヴィハーラで、みんなでやってみようと思う。
<通販サイトより>
購入はコチラ。
発売日:2018年2月23日予定
著:アルボムッレ・スマナサーラ
ISBN:9784865641158 C0015
A5判変形ソフトカバー
■目次
はじめに
第1部「慈悲の瞑想」の心得
第1章 「ありのままのこころ」を理解する
第2章 世にはびこる「だまし」の技術
第3章 幸福になれない生命のシステム
第4章 生きることの根本
第5章 慈悲の生き方
第2部「慈悲の瞑想〔フルバージョン〕」の実践
「慈悲の瞑想」ガイダンス ①「私は幸せでありますように」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ②「私に、他者に対する慈しみの気持ちが現れますように」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ③「すべての生命は兄弟」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ④「私は、釈尊の言葉を念じます」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑤「こころは空気のように」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑥「こころは大地のように」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑦「皆、業を相続します」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑧「エゴの錯覚」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑨「苦しむ世界で苦しみなく」
「慈悲の瞑想」ガイダンス ⑩「慈しみの拡大」
Q & A
「慈悲の瞑想」全文
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【内容紹介】
生きとし生けるものが
幸せでありますように
お釈迦様が説いた「慈悲の瞑想」の
フルバージョンを詳細に解説!
解脱の智慧をひらく慈しみの実践を、
真に理解するための一冊です。
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[本文より抜粋]
今回、仏典を調べに調べて、あらゆる、
いかなる性格の人にも合うように、
慈悲の瞑想のフルバージョンを作ってみました。
この瞑想は、仏道をすべて完成するように
という気持ちで作りました。
皆さんにも、慈悲の気持ちを経験して、
体感してほしいのです。
こころにインパクトを与えて、
こころを変えてほしいのです。
こころを治せば、人生は奇跡的に変わります。
人生における本物の奇跡とは、慈悲なのです。
それを体感してみれば、「慈悲は奇跡だ」と
各自で発見するに違いありません。
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メンタリストDaiGo氏 推薦!