社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)
ブッダとダイバダッタ――ブッダの聖地2562(その4)
ディズニーランド化する仏跡
マガダ国の都・王舎城(ラージャガハ)に入り、
ナーランダ大学、竹林精舎、ビンビサーラ王の牢獄址、
そして霊鷲山をまわった。
ナーランダ大学もすっかり様変わりしていた。
生け垣があり、 とにかく整備されている感じで、
ブッダガヤもそうだが、ディズニーランド化されている感じだ。
その場所場所での特徴がなく、
整備するやりかたがワンパターンのような気がする。
日本ならば、法隆寺や平泉がワンパターンに整備されて
ディズニーランド化されたらどんな気がするだろう。
前回も思ったのだが、スマナサーラ長老は、
仏跡に来ると宗教考古学者のような一面をみせる。
科学的証拠のない竹林精舎や霊鷲山は、お気に召さないらしい。
この日のハイライトはビンビサーラ王の牢獄址と霊鷲山だった。
ドラマティックなビンビサーラ王の牢獄址
牢獄址では、『ブッダの聖地』に掲載されている話より、
バージョンアップした感じだ。
ビンビサーラ王が熱心な仏教徒で、
若い青年を僧に選抜したときにダイバダッタが含まれていたこと。
彼はシッダッタ王子の妃、ヤソーダラ夫人の兄か弟であること。
もともとブッダに対してライバル心が強く 、
アージャタサットゥ王子を心理的にコントロールしてブッダに対抗したこと。
ビンビサーラ王の息子への愛情。
そして、ダイバダッダの非業の死。
壮絶なエピソードは、
まさに映画化できるんじゃないかと思ったくらい感動した。
ところで、『ブッダの聖地』は、最初に刊行した上製の単行本が品切れ中なので、
改定版にして刊行しようかと、その夜、サンガ社員と真剣に話をした。
長老と共に霊鷲山を登る
霊鷲山はけっこう坂がきつい。
江戸時代にあったような籠に乗せて運んでもらうことができる。
往復2,000ルピー、約3,300円である。
スマナサーラ長老にも、もちろん勧めてみたが、
「気持ちが若いから、(こう言うものに乗るのは)嫌なんですね」
と言っていた。
そこで霊鷲山の登下山は、
休み休み、長老と僕と十数人で行くこととなった。
僕にとっては霊鷲山そのものより、
その行程のほうがすごく思い出になった。
スマナサーラ長老は、一歩一歩、着実に歩みを続け、
「『途中で登るのをやめる』ということだけ決めて、登りはじめたんですけど、
どこでやめるかを決められないんですね」
などと言いながら、結局は頂上までたどり着いたのだった。
頂上では、先に到着していたタイの仏教徒たちがお経をあげていた。
その後ろの場所に、サライの人たちがオレンジ色のシートを準備してくれていたので、
僕たちはそこに座った、
そして、沈む夕日の中で、
スマナサーラ長老と一緒に、慈悲の瞑想をした。
サンガからのスペシャルなお知らせ
今回の2019年ツアーの様子を追加収録した
『ブッダの聖地[改訂版]ースマナサーラ長老と歩くインド八大仏蹟ー』
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(2019年2月の八大聖地ツアー参加者には、別途割引券を旅行会社から3月8日にお送りします。お楽しみに)