このカレンダーに写真を提供協力させていただき、光栄至極です。
2006年からスリランカの写真を撮りはじめ、2008年8月、長老にお目にかかる機会に恵まれ、2016年2月、2018年2月の2度に亘りスリランカの旅をご先導いただきました。
その間、スリランカの仏教風景を求めて撮影を続け、2018年5月にスリランカ独立70周年の記念写真集「菩提の樹」を発表し、出版記念の写真展を品川のT-アートホールにて開催し、長老から開会式で祝辞を頂きました。
このたびはサンガ社から、この「日めくりブッダの聖地」の企画を伺い、私の写真でもお役に立てるのであればと喜んで協力させていただきました。
編集の過程において長老の珠玉のお言葉を拝読し、私の写真で相応しいのか躊躇しましたが、夢想だにしなかった長老とのコラボレーションが編集部の川島さんの並々ならぬ熱意で完成しました。
初対面から12年、このような形で私のスリランカ撮影の一里塚を築くことができたのは望外の幸せです。
「表紙」は、ガル・ヴィハーラ(ポロンナルワ)において長老が温和な表情で口元に笑みを浮かべられ涅槃仏と何か対話されているが如きその一瞬です。
スリランカの聖地をご先導される長老はその背景に似つかわしく、ホームグラウンドのピッチに立った如く一層輝きを増しているようにお見受けしました。
「7」はキャンディ郊外ピンナワラの象の孤児院において、象の食事風景です。バナナ、パイナップル、スイカなど南国のフルーツを美味しそうに食べますが巨象の食を満たせません。もっと欲しい、もっと欲しいと訴えるのです。
まさに餌を求める苦の姿を生きた象に見つけました。
参考までに、象は寺院の入口に置かれるムーンストーンで生きる苦を表すものとしてデザインされています。
「13」長老が寺院入り口のムーンストーンにこの一歩を進めるその脚下に注目しました。「上げて運んで降ろす歩く感覚を共に観じてみましょう。」「この一瞬、この一歩が大切ですよ。ありのままに観ましょう」という長老の無言のメッセージです。
「17」ヌワラ・エリヤのランボダの滝、水は瞬時に流れ去って、過ぎていきます。流れ流れ、流水と共にゴーゴーザァーザァーと音も流れます。風も流れ頬を伝わる感覚も流れます。
「23」マータレのアルヴィハーラのご本尊、参拝者が次々に訪れます。只ここにこの感覚が生じては減していく、我も私もなく過ぎていく流れなのです。写真的に表現してみました。
「29」ゴールのパラマナンダ寺院
尊像の尊顔に反射光が入っています。リスが夢中になって餌を求めています。尊像がリスに「そんな夢中になって食べるなよ。必要なだけよ。」と問いかけています。「生きとし生けるものが幸せでありますように」と慈悲の心が伝わってくる朝の風景。
「30」ペーマシリ長老とスマナサーラ長老。
道を究めた長老同志の和顔愛語。スマナサーラ長老の眼鏡を外した素顔は珍しい。
「Theruwan-saranai テルワンサラナイ!!(仏様のご加護がありますように)」
長老のメッセージと共にお楽しみいただければ幸いです。
その1「仏教入門」は【コチラ】
その2「『関谷巖 アジア写真集「慕咲‐アジア・祈りの情景」』詳細解説」は【コチラ】
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