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関谷 巖 
『関谷巖 アジア写真集「慕咲‐アジア・祈りの情景」』詳細解説ーーファインダーの先にある仏教風景その2
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『写真集慕咲』解説

「慕咲」カバー ネパール ルンビニ釈迦誕生堂

1) 写真集は、「慕」と「咲」の二分冊セットです。「慕」には森羅万象、私共を包み込んでいる環境世界を、「咲」には心羅万象として生きるその世界をまとめました。読者の皆様には、この二分冊のうちお気に入りの表紙や頁を上・下、左・右に並べてお楽しみ頂ければ幸いです。

2) 先ずは、ケースカバーの立っている僧の写真(上記)です。これはネパール ルンビニお釈迦様誕生堂入口で僧がドアを開け、朝の光が堂内に射し込んでいる場面を僧をシルエットにして撮りました。
この写真をケースカバーに掲載したのは、お釈迦様の五光が堂内からこの扉を通して世界に放光していく気持ちを込めたものです。ルンビニの慈悲の光が世界を巡り、津々浦々を照らして平和であって欲しいという想いです。

3)「慕」と「咲」の表紙を並べると、そこに黄金に輝く釈迦像(ミャンマー・マンダレーマハムニ仏)と、仕事に励む船頭(ミャンマー・アマラプラ・ウーペン橋)の組み写真となります。庶民の隅々にまで仏教の光が及んでいることを感じてください。

「咲」の表紙 釈迦像(ミャンマー・マンダレーマハムニ仏)

「慕」表紙 仕事に励む船頭(ミャンマー・アマラプラ・ウーペン橋)

4) 「慕」と「咲」の裏表紙を並べてみます。少年僧(スリランカ・ミヒンタレーの僧院)の視線の先に夕日の慈光を浴びながら寺院で作務修行に励む先輩僧(ミャンマー・アマラプラ僧院)の姿を仰ぎ見ているストーリーとしてご覧ください。

「慕」裏表紙 少年僧(スリランカ・ミヒンタレーの僧院)

「咲」裏表紙 慈光を浴びながら寺院で作務修行に励む先輩僧(ミャンマー・アマラプラ僧院)

5) 例えば、「慕」34、35頁と「咲」26、27頁を並べて、「咲」26頁でスマナサーラ長老の読経(インド・ヴェーサーリ郊外 レリック・ストゥーパにて)が27頁の子供(スリランカ・キャンディ)に伝わり、「慕」34、35頁のインドの大地に響き渡る空気を感じられるでしょう。あるいは、インドの大地で牛の世話をしている牧童が出家して長老のように大成していく流れと見ていただいても良いでしょう。

「咲」26頁 スマナサーラ長老の読経(インド・ヴェーサーリ郊外 レリック・ストゥーパにて)、 27頁 子供(スリランカ・キャンディ)

「慕」34、35頁、インドの大地で牛の世話をしている牧童

 

6) 又、「慕」48、49頁と「咲」22、23頁のこの四カットを眺めてください。静けさの中に躍動感のある笑い声が響いてくるのではないでしょうか。

「慕」48、49頁 カンボジア・アンコールワットにて

「咲」22頁 ミャンマー・インレー湖にて 、23頁 ミャンマー・チャイントン郊外にて

7) 「慕」20頁と40、41頁の写真、ことに20頁のインド祇園精舎の灯火と41頁の東大寺の炉の炎に注目してください。祇園精舎の灯火(慈悲の光)が長い年月をかけてヒマラヤを超え中国大陸を渡って8世紀の半端に東大寺の大仏殿に伝来した歴史にも思いを馳せていただければと願います。

「慕」20頁 インド祇園精舎の灯火

「慕」40、41頁 東大寺の炉の炎

8) 「慕」の64頁は、スリランカの内戦終結後にジャフナの漁港で撮ったキリスト聖人像です。戦火、砲弾の嵐をくぐり抜けた聖人像が日に輝いて平和の訪れを祝福しているかの如き印象を持ちました。
宗教を超えて平和が如何に貴重であるか問いかける一枚として「慕」の最終頁に掲載しました。
独断と偏見ですが、この写真集にかける思いをお伝えする次第です。

「慕」64頁 スリランカ・ジャフナの漁港で撮ったキリスト聖人像

9) さらに、カバーの帯に高倉健さんからメッセージ「人が生かされているとは、何か。慈眼の旅に誘われます。」をいただきました。
健さんが「あなたへ」の撮影を終えて一段落のときにこの写真集の原稿写真をご覧になり一文を寄せていただきました。
この写真集は、東日本大震災から1年、被災された方々への応援の気持ちを込めて発刊しました。
こんな独白が皆さんの参考になれば幸いです。

 

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