こんにちは、じんくみです。
プラムビレッジサンガ「微笑みの風」のメンバーとして活動したり、「教育者のためのマインドフルネス会」を開いたりしています。普段は高校教員として世界史を高校生に教えています。
2018年末にフランスプラムビレッジの「教育者リトリート」に参加して来ました。その際にプレゼンターに選ばれ、
「教員としてどうマインドフルネスの実践をしているのか」という話をさせてもらったので、みなさんにも共有させていただきたいと思います。
私が元々プラムビレッジと出会ったきっかけは、前の学校で「生徒にどのようにして感情の付き合い方を教えたらいいのか」を探していたことでした。
当時、私が働いていた学校では、勉強が苦手な生徒が多くいました。例えば、「開」と「閉」を見分けたり、「b」と「d」の区別をつけるのが難しい、という生徒たちがいた学校でした。彼らの中には、勉強が苦手なだけでなく、感情のコントロールや人間関係が苦手である子も少なからずいました。
その学校に私が異動したばかりの頃の話です。「友達が席替えの後に座席表を見せてくれなかったからムカついて殴った。」という生徒がいました。座席表を見せてくれなかったからムカついて殴った?私はその子をどのように指導したら良いのか分からず戸惑いました。
「どうしたらその子に“意味”のあることを教えられるんだろうか?」
と考えましたが分かりませんでした。
「ムカついたからって人を殴ってはいけないよ。」
「座席表のことぐらいでムカつく必要なんてないよ。」
そんなことは、彼だって知っているはずです。でも気がついたら殴っているわけです。私は考えました。そういう子がどうしたら自分の感情と付き合っていけるようになるのだろう?私はどうしたらその子に意味のあることができるんだろうか?「正しい」ことを言っても役にたたない。そもそも、自分はどうやって感情との付き合い方を学んだのだろうか?昔から感情的になることがあまりなかったので、どうしたら生徒に教えたら良いのかも分かりませんでした。
困った私は、SNS上で友人に呼びかけました。
「生徒に自分の感情とのうまい付き合い方を教える方法を知りたいのですが、誰か知りませんか?」
するとそれに応えてくれたのは、前の学校の卒業生(教え子)でした。
「先生、学校にソーヤー海さんが来てくれて、NVC(非暴力コミュニケーション)のワークショップを一緒にやって、とても面白かったです。オススメなので、先生もぜひ参加してみてください。」
そうして私もソーヤー海くんのNVCのワークショップに参加してみました。相手や自分の表面にあるものでなく、その奥にあるその人の大切にしているものを見つめる姿勢がすごくためになりました。海くんの活動をもっと知りたくて、メーリングリストにも入りました。
左:ソーヤー海君 右:筆者
2015年10月ごろにソーヤー海くんが(何千人も加わっている)メーリングリストで
「僕は年末年始はタイのプラムビレッジでお坊さんたちと一緒に過ごすよ。200人ぐらいのほとんどが若いお坊さんや尼さんたちと過ごす年末年始はとても素敵だよ。みんなもよかったらおいでよ!」
と呼びかけが届きました。それを見た時に
「タイで年末年始を200人のお坊さんと過ごすって楽しそう。」
という好奇心から年末年始のコアサンガリトリートに参加することにしました。
それが2015年の年末のことでした。
そうして、サンガもプラクティスもマインドフルネスもティック・ナット・ハン師のことすらほとんど知らないまま、タイ・プラムビレッジへとたどり着きました。
そこで人生を変えるような経験をすることになります。人として、先生として、自分にとって大切だと思えるものをそこで見つけたのです。
つづく。
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今年は昨年までの1日の「マインドフルネスデー」に加えて、実際の教育現場で使える「小石の瞑想」などの練習や実践者の話を聞ける2日目も用意しましたので、お早めにお申し込みください!
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