第2回「月齢で生きる理由」
布施の中味 帰路は、太陽を背にして歩くことになります。すでに高く輝きを増して、今度は前方にながい影をつくります。バイクの人に荷を預けたので、やれやれと思っていると、その日はやはりとくべつで、ふだんはあまり見かけない顔ぶれも加えてひきもきらず、いただいておいたビニール袋がまたふ…
布施の中味 帰路は、太陽を背にして歩くことになります。すでに高く輝きを増して、今度は前方にながい影をつくります。バイクの人に荷を預けたので、やれやれと思っていると、その日はやはりとくべつで、ふだんはあまり見かけない顔ぶれも加えてひきもきらず、いただいておいたビニール袋がまたふ…
これを記し始めたのは、折から“ソンクラーン祭”というタイ人のお正月(一月一日に迎えた二五六一年<西暦二〇一八年>の仏暦はそのまま)が幕を開けたばかりで、私がチェンマイへ来てから三度目の「新年」を迎えた日のことでした。 ふつうは「はじめに」といった挨拶から始めるのを、あっさり…