社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)
『ラディカル・アクセプタンス』著者、オンラインで来日!
タラが日本にやってくる
タラ・ブラックが日本にやってくる。
でも、それはリアルな話ではない。
サンガが最近得意としている
Zoomを使っての、オンライン講演会の話である。
彼女タラ・ブラックが
日本に来たがっているという話は
前から聞いていたが、
もし、今回のコロナのことがなかったら、
彼女の新刊記念講演を
こんなかたちで実現することは、
まずなかっただろう。
タラ・ブラック Photo: Jonathan-Foust
彼女は、若いときに経験した
強烈な孤独感をなんとかしようとして、
ジャック・コーンフィールドのもとで修行してきた、
いわば生粋の仏教徒である。
ジャック・コーンフィールドは還俗はしたが、アチャン・チャー長老のもとで修行した、テーラワーダ僧侶だった人だ。
タラのことを知らない人は多いと思う。
実をいうと、僕も知らなかった。
しかし今回、サンガから刊行する
『ラディカル・アクセプタンス』は
全米50万部のベストセラーである。
世界20か国で翻訳されているが、
日本においてはまだ、
知る人ぞ知る存在なのかもしれない。
彼女はヴィパッサナー瞑想をやっていて
仏教瞑想と心理学を組み合わせて、カウンセラーとして今、
多くの人たちに教えている。
誰にでもあるだろうトラウマ。
それが原因によっておちいる孤独感。
それにどう対処していくのかを
434ページにのぼるこの本で、
真正面から切り込んでいる。
僕も仏教修行者なので、
タラの言いたいことはよく理解できる。
「覚ればすべてが解決する」という
多くの修行者たちが陥るであろう点を指摘し、
アーナンダがお釈迦様に
「この聖なる人生の半分は善良で気高い
友人たちとの親交にかかっているというのは本当ですか?」
という問いに対して、
「アーナンダ、そうではない。
この善良な友との親交は、聖なる人生のすべてだ」
とお釈迦様が答えた話や、
ティク・ナット・ハンが
「西洋ではブッダがサンガである」というかたちで、
対人関係の重要性を強調していることを述べる。
そして、「自分はダメな人間なんだ」という
みんなが持っている点を、
徹底して「そうではない」と語り、
ヴィパッサナーと
メッタ―(慈悲の心)が重要だと力説する。
それに気づくことによって、
悟りへの修行がはじめて始まるのだといっている。
彼女のセラピーの体験なども、
この本には豊富に載っている。
彼女は博識で、本書の中には様々な引用もあるが、
騎士道文学のひとつである
聖杯伝説の言い伝えとして
こんな話を載せている。
ヨーロッパで生まれた騎士道文学のひとつである聖杯伝説にまつわる言い伝えのひとつに、冒険の道中にいるパルシファルの話があります。若い騎士パルシファルは荒廃した不毛の地に迷い込みます。その荒地の首都についた彼を待っていたのはまるで何事もないように普通に暮らしている住民たちでした。彼らは「なんてひどいことが起きたんだ」とも「どうしたらよいのだろう?」と疑問に思うこともなく、まるで魔法にかかったようにぼんやりと機械的に生きていたのです。
お城に招かれたパルシファルは王様が青白い顔色で死に瀕しているのを見て驚きます。この国王の命はまるでこの国の周囲の土壌のように衰えていたのです。パルシファルの頭は国王への質問でいっぱいでしたが、年長の騎士にパルシファルのような若者が王様に質問するのは身分にふさわしくないと言われたので、彼は黙っています。翌朝彼はお城を出発し再び冒険の途につきますが、いくらも行かないところでクンドリーという魔女に出会います。この魔女はパルシファルが王様になんの質問もしなかったと聞くと、烈火のごとく怒り出します。お前はなぜそんなに冷たいのか? お前の質問は王様と王国を救うことができたかもしれないのに、と。
その言葉を真摯に受け止めたパルシファルはきびすを返して不毛の地に戻り、お城に真っ直ぐ向かいます。彼は歩みを緩めることなく王様が横たわる長椅子の側に行き、膝をつき穏やかに尋ねます。「陛下、あなたは一体何を患っていらっしゃるのですか?」。その瞬間、王様の顔には血の気が戻り、彼は完全に癒されて立ち上がったのでした。すると王国のすべてが活気づきはじめます。新たに目覚めた住民たちは元気に喋り笑いはじめ、そしてともに歌い出し力強い足取りで歩み出します。農作物も育ちはじめ、丘は新緑に輝いたのでした。〔『ラディカル・アクセプタンス』370ページより抜粋〕
とてもいい話だと思う。
知らず知らずのうちに、
人はどんなかたちであれ、
殻にこもっているのだあと思う。
そんなことを気づかせてくれる
素晴らしい本だと思う。
ぜひ実際のタラ・ブラックに
会いにきてほしい。
タラ・ブラック氏のウェビナー開催決定!
ラディカル・アクセプタンスの解説と瞑想セッションをインターネットで開催します。
YouTubeチャンネル登録者数11万9,000人のセッションを日本の読者に向けて同時通訳で、ライブでお送りします。
通訳は本書の翻訳者であり著者の友人・生徒でもあるマジストラリ啓乃氏。
タラの静かで優しい声とたたずまい、温かくオープンネスな心に触れてください。
『ラディカル・アクセプタンス』刊行記念
タラ・ブラック氏講演
ラディカル・アクセプタンスのトーク&セッション
開催時刻:2020年6月28日 21:00~22:00(日本時間)
参加アドレス https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Q5VHrMYbTr-kwtBfy3Gp9w
※参加費無料ですが、事前にメールアドレスが必要です。
上記URLより事前登録ください。登録いただくと、お知らせメールが届きます。
【予定タムスケジュール】
◎イントロ 5分
◎トーク:ラディカル・アクセプタンスとは 20分
◎実践セッション:ガイド瞑想 20分
◎Q&A 15分
【質問募集】
タラ・ブラック氏への質問を募集します。
ウェビナーライブ配信で答えていただきます。
人生・心に関すること、瞑想のこと、ラディカル・アクセプタンスについてなど、なんでも結構です。匿名で結構です。どうぞお寄せください。
(質問の内容を要約させていただくこともありますので予めご了承ください)
【質問の宛先】
info@samgha.co.jp
件名に「ラディカル・アクセプタンス」とお書きください。
【サンガ企画へのお布施】
出版社サンガでは、出版事業の他に、上記イベントなど
参加費基本無料(寄付金、ドネーションによる)の活動もしています。
仏教的に言えば、お布施による活動です。
そんなとき、見つけたのが、「OFUSE」というサービス。
OFUSE™(オフセ)はクリエイターへの「ありがとう」の気持ちを
1文字2円で送れるファンレターサービスです。
メッセージの文字がそのまま、お布施の金額として変換されます。
サービス名前も「ofuse(お布施)」と、弊社のイメージとも合致するので、活用してみます。
サンガへのお布施はコチラから。
【お布施の利用方法がわからないという方は直接お振り込みください】
【銀行口座】
振込先:三菱UFJ銀行 仙台中央支店 普通 0987925
株式会社 サンガ 代表取締役 島影 透
(瞑想会などの活動資金、その名の通り出演者へのお布施に充てさせていただきます)