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2020.06.09

社長ブログ(ほぼ毎週金曜日更新)

川島栄作、『ブッダの聖地2』を語る

担当編集者による制作秘話

昨日6月8日は、
『ブッダの聖地2』の刊行記念報告会だった。

担当編集者の川島が、
『ブッダの聖地2』の
制作秘話を語るという企画を、
zoomのウェビナー機能をつかった
オンラインセミナー形式で開催した。

これは6月14日(日)にスマナサーラ長老が登場する
『ブッダの聖地2』刊行記念オンライン講演会
プレイベントでもある。

昨日の報告会の時間は
19時から19時30分までの予定だったが、
僕にははじめから予感があった。

それは、
「川島による報告会が、
30分で終わるはずがない」
ということだった。

実際、それは的中することになる。

僕はサンガくらぶなどで、
何回か川島の講演会の司会を聞いてきたが、
いつも熱くなると
前後のみさかいがなくなってしまうのが、
川島栄作だ。

彼はけっして記憶力がいいとは思わないが、
自分のツボに入ると、驚くべきことに、
人名や地名、また書籍名などを、
立て板に水のように語り始める。

昨日の報告会もまさにそうだった、
しゃべるスピードも徐々に速くなり、
時間などはもう関係のない世界のようだった。

ラオスとタイから同時に参加

今回はオンラインでの報告会だったので、
ラオスからは、ガイドとして出会ったトックさんが参加し、
タイからは、カンポンさんの日めくりカレンダーをつくるときに、
ものすごく努力してくれた浦崎さん夫婦も参加してくれた。

そうして、現地に行くツアーでは逆に味わえない
同時性をもったものになったと思う。

ラオスのガイドのトックさん顔も懐かしく、
当時は独身だったが、
今では結婚し、子供もいるという。

タイの浦崎さんは、
合ったときは臨月だったが、
今では6歳の子供がいるという。

そして、当時大学教員だった浦崎さん夫婦は
いまは夫婦でリトリートセンターを運営しているという。

まさに時代の流れ、そして仏教の力を感じる。

インドシナツアーから6年後の書籍化

昨日の報告会でも話したが、
この旅行は、メコン川流域の
カンボジア、ラオス、タイをまわった
2014年のインドシナツアーを書籍化したものだ。

あれからもう6年になるのだが、
書籍化はいつまでたっても陽の目を見ず、
サンガ社員のみんなも、やきもきしていた。

ましてや当時、
ツアーに参加してくれた人たちに
「本ができたらプレゼントする」
と言っていたので、
そのプレッシャーもあった。

だから、こうして刊行できたことは、
素直に嬉しい。

蛇使いは、蛇のしっぽではなく、頭をつかむ

今、手元にある『ブッダの聖地2』を見て、
とても印象に残るのは、
スマナサーラ長老がカンボジアで話された法話だ。

そこでは、スマナサーラ長老が、
経典の中にある「蛇の喩え」を挙げながら、
ポル・ポトがやってきたことを分析している。

インドいる蛇使いは、蛇の頭をつかむことによって、
自らの幸せのために、蛇を自在に使うことができる。
しかし、その蛇使いが蛇のしっぽをつかんだら、
蛇はその人を噛み、その人は死んでしまう――。

お釈迦様はこのたとえによって、
「ブッダの教えを間違って使うことは、
想像もできないほど危ないのだ」
ということを警告しているのだという。

そしてポル・ポトは、
自分をを正当化しようとして、仏教を使ってしまった。
まさに、蛇のしっぽをつかんでしまったのである。

そうしてカンボジアでは、
ポルポトによる悲劇が起こってしまったのだが、
このツアーでスマナサーラ長老は、
カンボジアとその仏教が復興しているのを見て、
とても嬉しく思ったのだという。

そしてスマナサーラ長老は、
カンボジアを取り上げたあるテレビ番組を紹介した。

そこでは、かつて村の人たちを密告した
一人のおじいさんが山の中に隠れて生活していた。

そのおじいさんのせいで、
村人が殺されたのだから、
村全体が丸ごと敵になるような状況だ。

しかし、おじいさんは
「自分が罪を犯したのだから懺悔しますと」いって、
そこで独りで暮らしていた。

そして村人たちは、
「家族が殺されたのはこのおじいさんのせいだ」
と知っているのに、
おじいさんに悪いことをせず、
さらには日々の食事を持っていってあげているのだという。

長老が言うように、
これこそが、世界が知るべきブッダの教え、
「生きる道」なのだと思う。

インド八大聖地を巡った
『ブッダの聖地』のときも、
長老の話はまさにブッダの時代を彷彿させる話だっが、
今回のインドシナの話も、
やはりブッダの時代と、
そして現代に息づく仏教を、
まざまざと見せられた思いがして、
いつまでも忘れられない旅になったと思う。

スマナサーラ長老出演6月14日のZoomウェビナーはコチラ

第69回サンガくらぶ