怖れ〜心の嵐を乗り越える深い智慧〜
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商品コード: 300330
発売日:2015年11月30日
著者:ティク・ナット・ハン
訳:島田啓介
ISBN:9784865640335 C0015
B5変形判ソフトカバー 本文255ページ
朝日新聞書評2020年8月22日紹介(選者・想田和弘)
「無論死を怖れるのは、生き物にとって自然だ。しかし怖れを放置していると、肥大化して暴走し、自分自身を苦しめ傷つけかねない。禅僧ティク・ナット・ハンは『怖れ』で、心の中の怖れから逃避するのではなく、深く見つめることで乗り越える方法を説く。紹介されている瞑想(めいそう)法は誰でも実践できる簡単なものだが、心を落ち着かせる効果は絶大だ。コロナ禍のなか不安のつきない私たちには、必読の書である。」
マインドフルネスの実践が、「今ここ」において怖れを変容させる。
怖れをやわらげ真の幸せを味わう唯一の方法は、
心に怖れがあることを認め、
その根源を深く見つめることです。
怖れから逃避しようとするのではなく、
気づきの中にそれを招き入れ、
はっきりと深く見抜くのです。
ティク・ナット・ハン(本文より)
本書では、釈尊の教えを忠実に語り伝える初期仏教の大長老が世界に蔓延する「怒り」を手がかりに、人間の矛盾をときほぐし、生命が幸せに生きるために役立つブッタの治慧を明らかにします。
目次
- 実践:内なる子どもに話しかける
- 過去を怖れることはない
- 怖れなしに未来を見つめる
- 実践:先祖を受け入れる
- 「五つの確認」
- 〈私は歳をとる。老いからは逃れられない〉
- 〈私は病気になる。病気からは逃れられない〉
- 〈私はやがて死ぬ。死からは逃れられない〉
- 〈今大切にしているものや愛する人びとはすべて変わりゆく。別離からは逃れられない〉
- 〈私は体、言葉、心による行為の結果を受け継ぐ。私の行為だけが継続していく〉
- 怖れの種にマインドフルネスで触れる
- 怖れから自由な、今このとき
- 埋もれた宝物
- 今ここで
- リアリティのふたつの側面
- 不生不死という本質
- 来ることもなく去ることもなく
- 無常ということ
- 今この場所を十分に味わう
- 揺るぎない礎を見つける
- 実践:今ここで呼吸する
- 酔いをたらすもの
- 相互存在の本質
- アナータピンディカの物語
- マインドフルネスのエネルギーを育てる
- マインドフルネスとともに生きる
- 存在を養う瞑想
- 身心一如
- 怖れという訪問客
- お腹で呼吸する
- 嵐をやり過ごす
- 愛情はただの愛情に過ぎない
- テロリズムに対する怖れ
- 慈悲の革命
- テロリズムの種
- 慈悲の心で聴く
- ハートが橋になるとき
- コミュニケーションを回復する
- コミュニティは私たちの体そのもの
- コミュニケーションが身を守ってくれる
- 1.自分の存在を相手に差し出すための呪文
- 2.愛する相手の存在を認めるための呪文
- 3.苦しみを和らげるための呪文
- 4.相手に助けを求めるための呪文
- まず自分から始める
- 深く聴き、愛をもって話す
- サンガとともに歩む
- 集合的なマインドフルネスのエネルギー
- ブッダのサンガ
- 自分自身のサンガを作る
- 体と感情から怖れを解放する:八つのシンプルなマインドフルネスのエクササイズ
- 心の中の怖れの根源を変容させる:八つの呼吸のエクササイズ
- 怖れとストレスを解放するための「深いくつろぎの瞑想」
- 慈しみ(メッタ)の瞑想:私が怖れから解放されますように
- 五つのマインドフルネス・トレーニング
- 五つの気づき
-
訳者あとがき
はじめに 怖れのない心(無畏)
誰もがかつて通った道実践:内なる子どもに話しかける
怖れの起源
過去と和解する
未来への怖れを手放す:五つの確認
来ることもなく去ることもなく
怖れのない心(無畏)という贈り物
マインドフルネスのパワー
自分を止める
嵐の中で静けさを保つ
まわりの世界に対する怖れを変容させる
雲の上の青空
怖れから愛への変容:四つの呪文
怖れの反対
【実践】怖れを変容させる実践
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