続・ゆかいな仏教
¥ 770 税込
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商品コード: 300760
発売日:2017年1月20日
著者:橋爪大三郎×大澤真幸
ISBN:9784865640762 C0215
新書サイズ 本文193ページ
◆仏教で日本を力づける!◆
『ふしぎなキリスト教』『げんきな日本論』(講談社現代新書)著者が
仏教やキリスト教、西欧哲学の原典からそのロジックを取り出し、
日本人の無意識に定着した仏教の輝きを、再び取り戻す。
日本社会を蘇らせるための刺激的な魅力に満ちた対談!
インドから中国を経由して日本に伝わってきた仏教。
日本人は、その仏教を、どのように理解してきたのか?
すれ違うかに見える「仏教のロジック」と「日本人の精神性」は、
長い歴史の中で独特の成熟をなし、
今や仏教は、日本人の無意識そのものになっている。
その無意識と戦い、日本語を使いこなす能力を高めるために、
刺戟的なやりとりを通して、インド仏教の骨格を緻密に取り出す。
日本人と仏教を問い直し、日本社会をもう一度よみがえらせるための、
二人の社会学者による、ゆかいな仏教対談・第二弾!
電子書籍
Kindle版目次
まえがき 橋爪大三郎
第1章 ブッダはキリストと何が違うのか?
キリストとブッダは似ている?
- 『聖☆おにいさん』の二人
- キリストとブッダの違い
- ベクトルの違い
預言者と神の子
- ブドウ畑の比喩
- ニケーア信条
- キリスト教という現象
- ブッダ抜きの仏教はありうるか
大菩薩の救済
- 大菩薩と自己努力
- 予定説と自力救済
- 極楽浄土の意味
個人主義の持つ困難への対処
- 個人主義の持つ困難への対処
- 隣人愛は「命令された愛」
- 浄土的逸脱
- とりなしと精霊
- 阿弥陀如来はなぜ完全に救わないか
- 仏性という考え方
キリストという装置、ブッダという装置
- 耐え難いマイナスを緩和する装置
- 宗教の存在理由
- 一神教の核心
- ”56億年後”のブッダ
- 最もコミットしがたいものの存在感
第2章 日本仏教はインド仏教と何が違うのか?
仏教の主要概念――業(カルマ)
- 業の特徴1.――因果論
- 業の特徴2.――自由意志
- 業の特徴3.――個人主義
- 因果論と自由意志は両立するのか
- 托鉢の持つ意味
カースト社会へのアンチテーゼ
- 因果論から断絶するには
- バラモン教と仏教の違い
ローカル社会を超えて
- 日本人と業
- 発祥地から消え、グローバルに生き残った仏教
- 仏教が世俗追随主義にならなかったわけ
- 仏教の主知主義
- 仏教の絶対的な平等性
日本での仏教受容の姿
- 相互承認を重んずるシステム
- 仏教における自己と自我の拡大
- カーストから生まれた仏教
- 日本仏教を理解する鍵
キリスト教と仏教
- 好対照をなすキリストとブッダ
- 真理と言葉の関係
- 仏教は「信じるもの」なのか?
- 神仏習合を認めた日本仏教
- 仏教と日本社会の新しい関係
あとがき 大澤 真幸
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