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サンガジャパン Vol.10(2012Summer)

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発売日:2012年6月27日
寄稿:アルボムッレ・スマナサーラ, 大澤真幸×橋爪大三郎,石井光太×プラユキ・ナラテボー,大田俊寛×山形浩生,島田裕巳,鏡リュウジ
ISBN:9784905425151 C0015
A5判くるみ 本文281ページ

特集:業

2012年5月、NHKでドキュメンタリーとドラマのパートからなる特別番組、『オウム真理教』が放映された。十二年元日の特別指名手配犯、平田信逮捕や一連のオウム事件の裁判が終結したことを受けての番組制作であったと考えられるが、番組は大きな反響を呼び、世間のオウムへの関心がいまだに高いことをうかがわせた。  オウム真理教教祖の麻原彰晃はかつて、物質的快楽によって堕落した日本社会はその社会自身のカルマを増大させていると説いた。そして、その「カルマを落とす」ために日本にハルマゲドンが到来するのは避けられないと信者たちを洗脳していった。オウム真理教が自作自演のテロ行為にいそしんだのは、一日も早くハルマゲドンを起こし、麻原を王とした日本国を建設するためであったのである。  荒唐無稽に思えるオウムの業(カルマ)観だが、オウム真理教の信者たちにとってはリアリティをもって受け入れられたことは間違いない。けれども、そもそもこのようなカルマ(業)観とは、果たして仏教的に正しいものなのだろうか。その答えを探求するため、今回サンガジャパン編集部では「業(カルマ)」を特集のテーマとすることにした。  共著である『ふしぎなキリスト教』が「新書大賞二○一二」を受賞された大澤真幸、橋爪大三郎両氏による特別対談「ふしぎな仏教」。この対談では、日本では誤解されてしまった業(カルマ)の教えがさまざまな角度からわかりやすく解説されている。  オウム真理教の問題にも造詣の深い宗教学者の島田裕巳氏による「新宗教と業(カルマ)」も、インド文化の中の業(カルマ)観と日本仏教、新宗教の業観の隔たりを考察、そこにいかに違いがあるかについて語られている。  気鋭の作家、石井光太氏とタイ仏教僧、プラユキ・ナラテボー師による対談「百通りの神様」では、テーラワーダ仏教国タイで僧侶として生きるプラユキ師に対して、石井氏が率直に業(カルマ)という考えへの違和感をぶつける。  宗教学者大田俊寛氏と評論家の山形浩生氏による「『幻惑する知』に抗するために」では、カルマ論の功罪という射程を超え、現代社会における死生観にまでも話は及ぶ。  ここまで主に本来のインド社会における業(カルマ)観と現代社会における業(カルマ)観の乖離について語ってきた論考が多いのに対して、鏡リュウジ氏の「カルマと西洋占星術」は西洋占星術の発展の歴史の中に、東洋のカルマ観の影響を見るユニークな論考。  石飛道子氏の「輪廻転生と業のお話」では業(カルマ)論から発展し、ブッダがどのような語り口で言語として表現することが困難な業や輪廻について語ったのかを、やさしく明らかにする。  最後に圧巻なのは、アルボムッレ・スマナサーラ長老による「お釈迦様が説いた『業(カルマ)』の真実」と藤本晃氏による「功徳回向と自業自得の法則」の両論考。この二つの論考を併せて読むことによって、仏教における正しい業(カルマ)論を体系的に理解することができる。  決して過去の遺物や迷信というだけでなく、今も私たちの日常生活のバックグラウンドにはっきりとした影響を与える業(カルマ)の考え。本特集が、その理解の一助となることを願う。(編集部)

目次

特集 業

  • お釈迦さまが説いた「業(カルマ)」の真実 アルボムッレ・スマナサーラ
  • 特別対談 ふしぎな仏教 大澤真幸×橋爪大三郎
  • 新宗教と業(カルマ) 島田裕巳
  • 対談 百通りの神様 石井光太×プラユキ・ナラテボー
  • 功徳回向と自業自得の法則 藤本晃
  • 身体をめぐる大乗と小乗 正木晃
  • カルマと西洋占星術 鏡リュウジ
  • 輪廻転生と業のお話 石飛道子
  • 対談 「幻惑する智」に抗するために 大田俊寛×山形浩生
  • サンガ営業部の映画日記『オロ』 レポート:編集部

    連載第五回 仏教としての浄土真宗-往生即成仏は間違い? 藤本晃

    連載第十回 パーリ三蔵読破への道-増支部経典を読んでみる 佐藤哲郎

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  • 編集後記
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